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第1章:目覚めたら、俺、人形!?

初めまして! 新作「呪いの人形」スタートです! 転生したら人形!? しかも呪いのラスボス枠!? でもチートスキルで無双しちゃう、ホラー風ファンタジー冒険譚! リョウタの仲間との絆や謎解きにワクワクしてください! 感想・ブックマークで応援お願いします!

目を開けた瞬間、なんか視界が変だった。

「うお、なんだこれ!? 体が……動かねえ!」

俺、佐々木亮太、29歳、フリーター。昨日までコンビニバイトの後にネットで「小説家になろう」を読み漁ってたはずなのに、今、俺の体は……木製の関節人形!? 手足はカクカク、顔は木彫りのマスクみたいで、目ん玉がガラス玉だ。マジでホラー映画の道具立てじゃん!

周囲を見ると、薄暗い石造りの部屋。埃っぽい棚に、俺と同じような不気味な人形がズラッと並んでる。奥には怪しげな魔法陣が光ってて、なんかヤバい雰囲気プンプン。

「待てよ、これ、異世界転生だろ? でも、なんで人形!? 勇者とか魔王とかじゃなくて!?」

パニックになりつつ、頭に情報が流れ込んできた。どうやら、この世界の「ステータス」を確認できるらしい。「ステータスオープン!」と心の中で叫ぶと、目の前にウィンドウが浮かんだ。


名前:リョウタ(呪いの人形)

職業:呪具

レベル:1

スキル:【魂の寄生】【呪いの支配】【壊れない身体】

ステータス:

• 筋力:0

• 魔力:20

• 敏捷:0

• 運:5

• 知力:12


「呪いの人形!? 筋力と敏捷ゼロ!? でも、魔力20ってめっちゃ高くね?」

スキル名もヤバい。【魂の寄生】とか【呪いの支配】って、完全に悪役サイドじゃん! でも、【壊れない身体】はなんか頼もしい。とりあえず、動けない体をどうにかしようと、【魂の寄生】を試してみた。

「スキル発動! 魂の寄生!」

瞬間、俺の意識がフワッと浮かんで、近くの人形にスッと移った。新しい人形は、さっきのより少し豪華なやつ。黒いマントに赤いガラス玉の目。動かしてみると、意外とスムーズ! 関節がカクカク鳴るけど、ちゃんと歩ける!

「よし、これで動ける! でも、ここどこだよ?」

部屋の扉を開けると、薄暗い廊下が続く古い城みたいな場所。壁には不気味な肖像画、床には埃とクモの巣。完全にホラーゲームの世界観だ。進んでると、遠くからドタドタと足音が。

「見つけたぞ! 呪いの人形が動き出した!」

現れたのは、鎧を着たガタイのいい男と、杖を持ったローブの女。冒険者っぽい。男が剣を構え、女が魔法陣を展開してる。え、俺、敵認定されてる!?

「待て待て! 俺、ただの転生者だよ!」

叫んだけど、声が出ない。そりゃそうだ、人形だもん。仕方なく、【呪いの支配】を試してみる。「お前ら、落ち着け!」と念じると、男と女の目が一瞬ボーッとして、動きが止まった。


スキル:呪いの支配

効果:魔力を消費して対象の行動を短時間支配。抵抗されると効果減。


「おお、マジで支配できた!」

男に「剣を下ろせ」と念じると、ガクンと剣を落とした。女にも「魔法やめろ」と念じると、魔法陣が消えた。すげえ、俺、めっちゃチートじゃん! でも、魔力がガクッと減ってる。使いすぎ注意だな。

「な、なんだ、お前……! どうやって俺たちを!?」

男が混乱しながら叫ぶ。女は震えつつ、「こいつ、伝説の『呪王の人形』だ! 100年前に封印されたはずなのに!」とか言ってる。呪王? 俺、そんなヤバい存在なの!?

「いや、俺、ただ転生しただけなんだけど……」

声が出ないから、近くの壁に指で文字を書いてみる。「リョウタ、転生者、無害」と。冒険者二人がビビりつつ読んで、顔を見合わせる。

「転生者? 嘘だろ、呪王がそんなわけ……でも、確かに支配されたし……」

女が冷静になって、「ねえ、もし本当なら、力を貸してほしいの。この城、呪いで魔獣が溢れてて、ギルドの依頼で来たけど手に負えないのよ」

「力、貸す? 俺、人形だけどいいの?」

「あなた、普通の呪具じゃないよね。【呪いの支配】なんて、伝説級のスキルだよ。協力してくれるなら、報酬も出す!」

女の名はリナ、男はガルド。二人ともCランク冒険者らしい。なんか、話が急に冒険パーティー展開に!? 俺、人形なのにパーティー加入!?


その後、リナとガルドに連れられて、城の奥へ。どうやらこの城は「呪王の遺跡」と呼ばれ、100年前に封印された呪いの王が残した魔力が暴走してるらしい。で、俺はその呪王の「器」だった人形に転生したっぽい。マジかよ、俺、ラスボス枠!?

途中で、狼型の魔獣に襲われたけど、【魂の寄生】で別の戦闘用人形に乗り換え、【呪いの支配】で魔獣を操って同士討ちさせちゃった。リナが「やば、めっちゃ強い!」って目をキラキラさせてる。ガルドは「人形のくせに生意気だな」とかブツブツ言ってるけど、なんか憎めない。

「なあ、リョウタ。呪王の遺産、全部破壊する予定だったけど、あなたがその人形なら話は別だよ。一緒にこの呪いを解いて、街を救わない?」

リナの提案に、俺はガラス玉の目でキラッと光らせて(たぶん)答えた。

「いいぜ! 俺、呪いの人形だけど、世界救っちゃおうかな!」

第1話読んでくれてありがとう! リョウタの呪いスキル、どうでした? 実はまだ隠された力が……!? 次は遺跡の奥でバトルと謎が! 感想や評価くれると作者めっちゃ喜びます! 更新頑張るので応援よろしく!

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