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ある夏の忘れ物

作者: Soraきた

あの夏に忘れ物をしてきた

カタチに表そうとしたら

ちょっと難しいことに気がついた

なぜかと言うと

あなたに伝えようとしたから


窮屈そうな夏の午後

カミナリ、ゴロゴロ

遠くで鳴った

気を取られて

前には進まない感じがした


何かを伝えようとしたら

ひとつ何かを失いかける

そんな不安な夏の午後

約束はしてないけど

あなたにずっと

引き留めてもらわないと困るよね


どんな気持ちでいても

切ない恋を演じることもあって

涙の代わりに流す思いもある

それをあなた以外の

誰かに伝えようとしたら

面倒くさいことになったりする


もっと他に

やさしさをたくさん創ろう

これだけでは足りないから


きっとあなたは応援してくれるはず

それでいい

それだけあればいいと思う

贅沢は言わないから

まずは、そんな感じで


粘土細工のように

わたしの気持ちを

いまここで、

カタチにするのは

難しいことだから




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― 新着の感想 ―
好きです!!!カタチに出来ない思いってありますよね!それが滲み出ている素敵な詩でした!!
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