新年から初春の俳句
二つ目の句を少し直しました。
『“Oh!AKIBA!” 三本締めの 新成人』
『一本締め』は
──お手を拝借!
──いよおっ! パンッ!
『三本締め』は
──パパパン、パパパン、パパパンパン──を3回。
着飾った若者たちの華やいだ様子が“オタク”の外国人観光客に大ウケです。
「ファンタスティック!」
ちなみに、『三三七拍子』は応援団ですね。
『利かん気の 着ぶくれ小僧 よちよちと』
抱っこはイヤイヤ。
「おいでー」って言われても知らな~い。
おでこに乗り物の絵の絆創膏。
ひと目で男の子だと分かりました。
やんちゃ坊主予備軍、堂々の進軍です。
『窓の灯点いた 春暁の影絵の町』
春まだ浅い明け方。
風の冷たさに欠伸も白くたなびきます。
日の出はもうじき。
“紫紺”から“薄花色”、“茜色”へと下りてくる空のグラデーション。
その手前の家々はまるで影絵の様。
窓の1つに、灯りが点りました。
今、誰かが起きて一日が始まる。
そこに確かにある誰かの暮らしの匂い。
影絵の町を一人歩いていた心にほんのり温かい何か。