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木星の陰陽師 ~遠い先祖に命を狙われていますが、俺の中に秘められた神の力で成り上がる~  作者: たつべえ
第一章 上杉龍穂 国學館二年 前編 第一幕 忘れられた二人
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第三十話 窮地

相対する純恋は後ろに跳ね俺との距離を開ける。

再び背中に太陽の輪を作り出し、辺りを明るく照らし始めた。


もう一度黒槍を放つ選択肢もあったが、

純恋を捉えられるほどの速度を出すことが出来ず魔力の消耗も激しいため、

空弾で牽制をしつつ桃子の元へ戻る。


「ごめん桃子。戦うことになった。」


後で見ていた桃子に謝罪の言葉を述べる。


「いや、謝る事ない。むしろ私が感謝せなあかんわ。」


桃子の顔はすっきりしたような表情に変わっており、

俺達のやり取りが間違っていなかったことを表している。


「私が純恋に何を言ってもいつものように怒って暴れるだけでああはならんかったと思う。

あの純恋を引き出してくれて・・・ありがとう。」


桃子の感謝が今までの苦労を物語っていた。

俺より長い期間純恋と過ごしてきた桃子だからこそ引き出せなかった部分なのだろう。


「ああ。でも・・・勝たなきゃ意味が無い。」


ここで負けでもしたら暴れまわった純恋を恐れ周りの人間はさらに距離を置くだろう。

純恋を楽にしてあげるには完全な勝利を周りに知らしめなければならない。


「木霊。桃子をサポートしてくれ。」


これだけ時間が稼げれば竜次先生は戦場を離脱しているだろう。

壁を晴らし桃子の身にまとわせる。


俺が放つ黒混じりの風が有効であると分かった以上、向こうの立ち回りも変わってくるだろう。


完全に仕切り直しだが人数はこちらが有利。

それに隠している青さん達もいる。風は俺達の背中に吹き付けている。


「細々とした小競り合いは好きや無い。一気に行かせてもらうで!!!」


長引かせることはない。短期決着を狙うと宣言した純恋の背中の太陽の輪が光り輝くと

背中から頭上に移動し両手を挙げる。


「太陽よ・・・・。」


純恋が初めて呪文を唱える。それは短い言葉だったが熱いはずの空気が冷めていくような

とてつもない魔力が込められており、光り輝いた輪が瞬く間に広がり中に小さな炎の玉が出来上がる。


見た目に合わないほどとてつもない魔力が込められた火の玉は純恋が両手を鳴らした途端、

広がった輪に沿うように大きく膨れ上がった。


「これが私の全力や。止められへんかったらこの会場の結界破って

観客たちを焼き尽くしてしまうかもな。」


まるで本物の太陽の様に光り輝く炎の玉を作り上げた純恋。

先ほどまで希望を感じていた俺達をまるであざ笑うかのような強大な魔術を前に

次の一手が頭に浮かび上がらない。


(あれに匹敵するくらいの風を起こすか?でも・・・・・。)


俺の魔術がもしダメだった場合、敗北を意味する。

それにあの太陽に匹敵する大魔術を唱えようとしても詠唱に相当な時間がかかってしまうだろう。


『・・・・・青さん。』


少し早いかもしれないが有効な手札は切れる時に切っておくべきだと青さんに念で連絡を入れる。


「桃子。俺の前に立って守ってくれ。」


そして詠唱に集中するために桃子の後ろで詠唱を始める。

下で待機している青さん達が少しでもあの太陽を消耗させてくれる事を祈るしかない。


『よくぞ純恋を説得した。龍穂の頑張りに免じて少し奮発をしたぞ。巻き込まれんようにしておけ。』


念話が途切れた途端、地面が揺れだし純恋が立っている地面が

渦を巻いてまるで流砂のように陥没していく。


「・・・・・!!」


そのまま地面と共に沈んでいくかと思ったが純恋の体は宙に浮いていき、

流砂に巻き込まれるのを回避する。


「こんなの今更・・・。」


攻撃を回避した。そう判断した純恋の読みは外れ、

地面から湧き出るように溢れ出てきた大量の土が純恋と太陽を包み込んでいく。


純恋の高温の炎の前にただの水ではすぐに蒸発してしまう。

土砂を含んだ水であれば、少しは有効だろうと青さんは考え地中に留まり

俺達が説得を試みている間、水分を含んだ土をかき集めてくれていた。


だが太陽に触れた土砂はものすごい音を立てながら赤く染まっていき、

溶かされてしまったものが陥没した地面に落ちていく。

融点が高い砂を溶かしてしまうほどの高温。純恋の本気の炎がいかに高いことを示していた。


「流石にダメか・・・・・。」


『案ずるな。ここまでは想定通りじゃ。』


地中にいる青さんは純恋に向かって土砂を絶え間なく送り込んでいく。

すると流砂はさらに陥没していき、大きな穴へと変貌していく。


『ここからはわたしの出番です。』


穴の中から土砂以外の何かが顔を出す。

それは楓の式神であるピョコ太であり純恋に向かって大きく口を開いた。

中にいたのは楓と青さんだが、何かをぶつぶつと呟いており体には強い神力をまとっている。


「「・・大屋津姫命おおやつひめのみこと!!」」


複数人で唱える神術である合同神術。

参加する全員が完全に息を合わさなければ発動しない高等技術であるが、

俺と共に長年青さんの指導を受けてきた楓だからこそ青さんとの神術を可能だった。


呼び出したのは樹木を司る大屋津姫命。

自然に生えた樹木だけではなく加工された木も司っており、

川や海を渡る木製の船に祝福をかけるなど古来から多くの人に親しまれてきた神様だ。

皇が自ら設計した木を多く使用したこの会場では大きな力を発揮できるだろう。


「全て使わせてもらうぞ・・・・。」


四方八方結界内全ての方向から小さな木の根が土砂に包まれている純恋に襲いかかる。

球体になった土砂に根を張り、覆いつくしていった。


「全てを焼き尽くす炎の弱点。それは術者の自信への負担が高い所じゃ。


あれだけの炎を燃やし続けるのは大量の酸素が必要。

周りに風の魔術で空気を送り込んでいるようだがそれを木で封じさせてもらった。」


よく見ると純恋の周りには風の魔術が使われており強い風が巻き起こっている。

範囲が広く、かなり消費が激しいはずだがそれを純恋は無詠唱で行っていた。


「ここからは持久戦じゃ。純恋の呼吸が持つか、わしらの拘束が解かれるか。

奴は太陽をさらに煌々と燃え上がらせ今まで通り身にまとうものを

全て焼き尽くそうとしてくるじゃろう。じゃが、こちらにもまだ策はある。」


頬に熱い何かが当たる。

その正体を確認するために上を見ると雲がかかっており大粒の雨が会場中に降り注いだ。


「蒸発した水を利用し雨雲を生成した。

これなら土砂は簡単に乾くことなく、燃やされる時間を稼ぐことが出来るだろう。


そしてそれだけではない。

龍穂が時間を稼いでくれたおかげで神術を使う前に下であらかじめ木の根を生成させてもらった。

地面に落ちた水を吸い上げ潤いを維持できる。

自らの炎によって行われる水の循環により龍穂が手を下す前に終わるかもしれんな。」


青さんがもっとも得意としているのは木の魔術。

水と土を組み合わせた高等魔術であるがあの短時間で会場の下に根を張れるほど素早く、

そしてまるで手足の様に使いこなすことが出来る使い手はなかなかいない。


「楓。二人の元へ向かい援護を頼む。もし奴がわしらの術を突破した時は龍穂が頼みじゃ。

魔術を阻害されないように桃子共に守り抜いてやってくれ。」


ピョコ太の口から出た青さんは楓を俺達の所へ向けてくれる。

俺は純恋に力で対抗しようと考えていたが青さんは自身の長所で純恋の弱点を的確についていた。


例え力が劣っていたとしても戦い方次第では有利に立ち回れる。

長年の経験からの判断なのだろうが玉藻の前と神融和をした純恋相手にも

うまく立ち回れるのはさすがとしか言いようがない。


このまま勝負が決まってくれればいいが問題は俺。

風の強力な魔術を放ちたいのだが魔術の構築がなぜかいつも通りにいかない。


(さっきまで黒槍を普通に放てたのに・・・・。)


一体何が変わったのだろう。だが青さんと楓がここまでやってくれたんだ。

魔術を放てませんでしたなんて言い訳は出来ないし、したくもない。


「・・桃子さん。純恋さんは突破して来ると思いますか?」


こちらに来てくれた楓が桃子に尋ねる。まるでここで終わってほしいと願っているような一言だ。


「純恋なら・・・焼き尽くすはずや。」


桃子は警戒を緩める所か神融和をして体に鎧をまとう。

普通の人間であれば窒息してしまう状況だがまさか突破して来るのか?


「・・・・・来るぞ!!」


下にいる青さんが叫ぶ次の瞬間、水分を保っていた土砂や木が

一瞬にして黒く焼け焦げ出てしまい、流れるように落ちていく砂の中から太陽と共に純恋が姿を現した。


「やって・・くれるやないか・・・。」


ギリギリまで呼吸を止めていたのだろう。

息が絶え絶えになりながらも意識を保ちこちらを睨みつけている。


「龍穂を意識しすぎてすっかり忘れてたわ。やけど・・・無駄やったな。」


あれだけの攻撃を受けていながら、太陽の光は弱まるどころかさらに強い輝きを放っている。


「あんたらのおかげで今私が作れる最大の太陽を作り上げることが出来た。ありがとな。」


魔術神術は使用者の影響を大きく受ける。

反骨心の強い純恋は攻撃を受ければ受けるほど魔術が強くなるようで

先ほどの太陽よりか魔力の質が段違いになっていた。


(あれを・・・上回れるのか・・・・?)


上手く魔術を構築できない自分と比較して思わず心に揺らぎが出てしまう。


「桃子さん!!龍穂さんを守りますよ!!!」


「ああ!負けへんで!!!」


前で俺を守ってくれる二人を見て、考えを改め呪文を唱える。


(負けて・・・たまるか・・!!!)


俺が負ければ全てが終わる。

純恋が呼吸を乱している今が仕留める絶好のチャンスだ。仕掛けるのならここしかない。

俺を守ってくれるみんな、そして・・純恋のためにも今放てる全力の一撃を打ち放った。


「・・螺旋剛黒槍らせんごうこくそう!!!」


何とか風で槍を作り出し大量の魔力を送る。

完璧とはいかないものの太陽を貫けるほどの大きさの黒槍が出来上がった。


「行けっ!!!」


黒槍を太陽に向けて放つ。

大きさは十分とはいえ上手く構築することが出来ず、風自体に鋭さが足りず回転を加えた。

今放てる最大の風の魔術だ。果たしてどうなる。


「こんなもの・・・!!!」


純恋は逃げることなく、迎え撃つために太陽の手を添えるように伸ばし魔力を込める。

黒槍は焼き尽くされずに太陽に刺さり、貫こうと回転を始めたが

黒い風は炎を消火しているというよりかまるで削り取るように太陽を貫いていく。

順調に太陽を削り取っているように見えたが純恋も太陽に魔力を注ぎ込んでおり

黒槍が徐々に押し込まれてしまっていた。


「ぐっ・・・・!!!!」


何とかしようと黒槍に魔力を送ろうとするが上手く送ることが出来ず、魔量操作もできない。

不完全なまま放った影響だろうか?もし純恋が耐えきってしまえばこちらの負けだ。


空砲くうほう!!」


魔力が遅れないのなら別の技での援護するしかないと空砲を放ち別の方面から太陽に攻撃を放つ。


(これも・・操作できない・・・。)


俺の手からは離れた瞬間、魔術操作が切れてしまい

辛うじて純恋の方へ飛んでいくが威力が増すことはない。

先程まで使っていた魔術と一体何が違うのだろう?まるで他人が発動した魔術の様だ。


「負け・・へんで・・・!!!」


純恋は複数方面からの攻撃に太陽を維持しようと必死に耐えている。

黒槍と空砲は太陽を削っていくが魔力の供給を受けていないので段々と小さくなってしまっている。


「これじゃ・・・・・。」


楓がぼそりと呟く。今の太陽の大きさから考えると削り切れない。

目に見えて力の差が出ており、前に立つ二人や下にいる青さんに大きな緊張が走る。


「この・・・!灰になってまえ・・!!!」


小さくなっていった風たちは太陽の熱に耐えきることが出来ずに炎に覆いつくされてしまう。

そして・・・ついには跡形も無くなってしまった。


「・・・フフッ。」


頭と肩を下にだらんと降ろし、不敵に笑う純恋。


「私の・・勝ちやな。」


こちらを見ずに力なく腕を伸ばしてくる。


「後は煮るなり焼くなりやけど・・・、まずは周りの雑魚共を叩き潰すか。」


そして指をさすと、太陽から小さな球が湧き出てきて俺や青さんの元へ飛び込んで来た。


「楓!桃子!龍穂を守れ!!」


青さんは逃げるため、穴から飛び出して降り注ぐ雨を集め飛んできた小さな球にぶつける。


「来ますよ!!」


だが、水は小さな球に近づく前に蒸発してしまう。

俺の前に立ちふさがる二人は炎の玉に対し得物を構えるがどうにかできるわけがない。


「くそ・・!!くう・・・だ・・?」


三人を助けるため、魔術を打ち込もうとするが体にうまく力が入らず膝から崩れてしまう。


「龍穂さ・・・!?」


俺に気付いた楓が後ろに気を取られてしまうが

小さな炎の球は今まさに楓達までたどり着こうとしている。


声が上手く出せず、何とか指で接近を知らせようとするが

このままでは間に合わない。


「!?」


もうだめかと思った瞬間、近くから黒い風の弾が飛んできて炎の球を相殺する。


「こ・・・・だま・・・。」


近くにいた木霊が飛んできた全ての炎に空弾を撃ち込んでおり、

相殺した後も純恋に向かって攻撃を仕掛けてくれていた。


「邪魔やな。木霊ごときが生意気やねん。」


うっとおしそうに冷たい目を木霊に向ける。

するとまるで小蠅を排除するかのように手を払うと

先ほどより多くの炎の球が太陽から湧き出てきてこちらに向かってきた。


木霊は俺の指示通り二人を守ろうと前に出て空弾を放つが数が多すぎて全てに対応できていない。


「・・・・!!!」


このままだとマズイと判断した木霊は大きな空砲で全てを撃ち落としにかかる。

ほとんどの弾が空砲によって巻き込まれたが、

外から大回りをしていた球が木霊に向かってきており隙を突かれ直撃してしまった。


「木霊!!」


木霊の肌に触れた炎の球は消化され、体が燃えることなかったが

当たった衝撃で吹き飛ばされてしまう。

何とか体を動かし受け止めるも、よく見ると木霊の体にはヒビが入っていた。


「え・・・・?」


精霊である木霊の体にヒビが入るなんて初めて見た。

木の精霊である木霊は神力が絶たれると消えてなくなってしまうと言われているが、

こんな事象が起きるなんてことは聞いたことが無い。

木霊の体に何が起きたのかわからないが、こんな体ではもう戦わせることなんてできない。


「これで邪魔者はいなくなったな。」


純恋は指をさすのを止めると、両手で太陽を押し込むような仕草をする。


「やけど、何が起こるかわからん。これで決めさせてもらうで。」


すると大きな太陽がゆっくりとこちらに向かってくる。


落陽らくよう。みんな・・・みんなみんな、燃えてまえ。」


止めを刺そうと純恋は太陽を落としてきたがその表情は暗く、失望したような声色で呪文を唱えた。


「クソッ・・!!ありったけをぶつけろ!!!」


離れている青さんが動ける全員に指示を出し、前にいる二人も太陽に向かって全力の攻撃を放つが

止まる気配は全く見せずに全てを焼き尽くしながらこちらへ歩みを止めることはない。


「こく・・・そ・・。」


この状況で体が動かないなんて言い訳は出来ないと魔術を放とうと呪文を唱える。

全力で魔力を込めるが黒い風がほんの少しだけ起こるだけで

槍の形に変わることなく無駄に終わってしまった。


(どう・・・する・・・・?)


どうにかしようにも打てる手は無い。

青さんが作ってくれた隙で全てを決めるしかなかったんだ。

みんなが必死で戦っている中、何もできない自分がみっともなくて思わず下を向いて目を瞑ってしまう。


俺は純恋や桃子の希望になるどころか、何もできずに負けるのか・・・・・。


『・・まだまだ未熟だな。』


「!?」


突然頭に響いた声に目を見開き辺りを見渡すが全力で立ち向かっている三人の姿しか見えない。


『段階を踏まずに封印を解いたツケが回ってきただけだ。

だが・・・”お前の両親”はこのような状況でも希望から目を逸らすことはしなかったぞ?』


俺の・・・両親?何を言っているんだ?


『たった今力を全て扱えるようになったとしても全てを完全に引き出すことは難しいだろう。

少しだけ指南を付けてやる。体を借りるぞ。』


何者かがしゃべり終えると体が勝手に動き出していく。

まるで糸に引っ張られているようだ。


『体で覚え、後はうまく使え。』


脳が指示していないのにゆっくりと立ち上がり、両手を開きながら腕を前に伸ばす。

先ほどまで使えなかった魔術を勝手に動き出した口が唱え始めると

木霊が俺の隣で甲高い叫び声をあげた。


「な、なんじゃ!?」


必死で戦っている三人が思わず振り返ってしまうほどの叫び声。

一体何が起きているのか理解できないが木霊の叫び声が響けば響くほど俺の魔力が高まっていく。


これから何が起きるのか、体の持ち主である俺自身も分らなかったが集まっていく魔力から察するに

とてつもないことが起きようとしている事だけは脳が理解していた。


ここまで読んでいただきありがとうございます!

少しでも興味を持っていただけたのなら評価やブックマーク等を付けていただけると

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