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⑹『イッツオールライト』
⑹『イッツオールライト』
㈠
唐突な疑問は、世界には所狭しと置かれている。我々には、その疑問が、自己の問題になるか、他者の問題になるかで、どれだけ力を入れるかに、差が出て来ることは、当たり前かもしれない。しかし、それは、イッツオールライト、と言う言葉で、救抜出来るだろう。
㈡
分からないな、言っていることが、そう言われることは、確かに、多々あった。内省の問題、我々にいつ、幸福が舞い降りるのだろうか。イッツオールライト、と言う言葉で、他者の命が救えたら、それで、問題なく事は進むだろうとは思うのだ。
㈢
何処まで行っても、俺は、言葉を使用する。我がために、他がために、その憂鬱を吹き飛ばして、一縷の望みさながらに、道を歩いて行くまでだ。貧乏人の気持ちなど、分からないと言われたら、そっと、イッツオールライト、は、言葉で寄り添ってくれるだろう。