表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/20

⑶『イッツオールライト』

⑶『イッツオールライト』



様々なるものに、原初を辿れば、自ずとその形式が姿を現すだろうが、俺にはその原型というものが、いかにも不可思議でならないのである。一体、その荒唐無稽な原質とは、どうやって生まれたのだろうと、懐疑するのである。



例えば、生命誕生の不可思議、これも、いくら遡っても、訳が分かるまい。事実上、そんなことは、夢の話なのである。生命が誕生したことに、イッツオールライト、と言えば、確かに納得できそうである。俺は俺だという、一種の確証を与えてくれる。



であればこそ、その事実の動態を、記録しておきたいのも、分かる気がする。言葉の誕生とは、この、記録と言う行為に、端を発したのではなかろうか。親に虐げられても、自分の意思で生きようとするとき、ふと、誰かに、イッツオールライト、と言って貰いたいものだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ