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⑵『イッツオールライト』
⑵『イッツオールライト』
㈠
俺のしたことが、俺のしたことか、俺と言う俺に俺は従い、動態する思考は、上方の雲を見る様である。流れゆく雲の行く先など、誰も分からないことが、いかにも、詩的であることは、言葉に出来ない詩ということに、言葉を結びそうである。
㈡
イッツオールライト、という台詞から、何を俺は学び取るだろうか。優しさや安定や思案、物事はそう容易くは、世界に光を齎す訳ではないようだ。それでも、祈りのようなものが、その奇跡が、どれだけの人を救ったのだろうか。分け隔てない平等と言う文字に、イッツオールライト、は途方に暮れるだろう。
㈢
何かしらの運命、我々には、まだすべきことが、沢山あるのだ。自己の幸せだけではない、他者の幸せ、先人である我々の、後人への幸せの寄与、蜘蛛の糸で地獄に落ちる前に、沢山の幸福を、我々以降に、残さねばならない責務が、先人の務めだとしたら、生きねばなるまい。