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⑴『イッツオールライト』
⑴『イッツオールライト』
㈠
イッツオールライト、と言う言葉が浮かんで、意味を調べたら、「大丈夫、構わないよ」、と言う意味だった。こういう、言葉が浮かんで、その後に、意味を調べるという行動は、自分には多々あることである。一般的には、どうなんだろうか。
㈡
光の無い闇について、思考していたとき、ふと、自同律の問題に触れ、また、喜劇と悲劇の問題にも帰着し、やがて、問題って何だろうな、と言う結論に至った。自分にとっては、訳の分からないものも、意味を持つと思っている。意味があるから、分からないんだろうと思う。
㈢
そういう、言葉遊びの様な、小説世界において、小説は悉く、自己を自由へと導いてくれた。どこかでも述べたが、やはり、埴谷雄高の小説や評論の、影響は強く、どこまで行っても、言葉は自由だ、ということを、教え授かったのである。まるで、イッツオールライト、と、埴谷雄高に言われているかの様だ。