買い物での失敗 (4)
さて、私が失敗する確率をさらに増幅させた要素が、親が不在以外にも二つほどあります。まず一つがその店に行ったことがないこと。メガネ屋さんはチェーン店なので全国にたくさんあります。今回行った場所は実家とか高校生の頃に住んでいた地域ではなく、祖父母の家の近くということもあり、初めてでした。そしてもう一つが、一人でメガネを購入したことがないことでした。お店ではメガネの調整を無料でやってくれて、それはよく一人で行っていたのですが、購入するときは必ず親同伴でした。私はただ気に入ったフレームを選び、後は親に任せていました。定員との対応も基本的に親がやってくれました。しかし今回姉はあくまで付き添いで、私が率先して店員と会話をしなければいけません。この三点による不安と心配が募っていて、一回目の失敗の時のように冷静な判断ができていない状態でした。
では失敗した経緯を見ていきましょう。まず予定通り、五千円のフレームを選びました。レジに持っていき、視力検査を頼みました。当時使っていたメガネが見えづらくなっていたわけではありませんでしたが、カナダに行ってしまい、いつまた日本に帰ってくるかは未定だったのでちゃんと自分の視力にあったものを作ろうと思いました。結果はなんとかけているメガネと同じものでいい。要は視力が悪化していないとのことでした。嬉しい限りですね。まあ当時からすでにマイナスでしたのでこれ以上悪化してもらっては困ると思っていたところでした。
さて、あとはお金を支払ってその度数のレンズを作ってもらうのを待つだけというところで、魔の手が迫りました。“サービス”です。レンズは無料のものを選ぶつもりでしたが、有料のものをお勧めされました。しかしここが前回とは違うところであり、あまり前回ほど悔いが残らない原因でもありました。前回は全く必要のないものでしたが、今回は必要な出費でした。というのも無料のレンズでこの度数を作った場合、レンズがものすごく厚くなってしまうというのです。確かに当時かけている同じ度数のメガネのレンズは分厚く、フレームにしっかりとはまっていませんでした。私は確かに薄くしてもらった方がいいのかなとあっという間に乗せられました。
さらに追い討ちをかけたのが、無料の方で自分にあった度数の在庫が店舗になく、違う店舗から取り寄せる必要があるということでした。つまりその日中に受け取れないということでした。何日で到着するかは覚えていませんが、その到着予定日にはすでにカナダに発ってしまっているので、間に合いません。有料の方なら在庫が余っているのでその日中に受け取れるということでした。というわけで私は有料のものを購入しました。気になる値段はなんと一万三千円。足りませんでした。付き添いの姉にもお金を出してもらうことで、なんとか警察沙汰は回避しました。今回ばかりは仕方ないと母親の機嫌を損ねることはありませんでしたが、なんともやるせない気持ちになりました。
ちなみにですが今でもその眼鏡は大事に使わせてもらっています。その前のメガネ、同じ度数でレンズが厚いものも健在です。新しいメガネを買った当時、たまたまブルーライトカットが無料で行えるということでしたので、購入したメガネにはブルーライトカットが入っており、日常生活は古い方を、パソコン作業の勉強や今のように執筆しているときは新しい方をと、使い分けています。
さて来週は買い物の失敗、第三弾。これは大学生になってこっちに来てからの失敗です。お楽しみに




