テーマ
さて、私がこれまで書いた作品には共通するテーマがあります。それが欲望です。私の書く作品の中では欲望が悪いようなイメージで描かれていることが多いです。そしてそれを持っている人間も同様に悪だというニュアンスを所々で感じてくれたと思います。
しかしみなさんもご存知の通り欲望は私たちにとって必要不可欠な存在です。食べることや寝ること、極め付けは呼吸することさえ欲望から成り立っています。
欲望を持つこと、そしてその欲を満たすためならどんな犠牲を払っても成し遂げようとする自分勝手な人間を散々非難してきた私ですが、私自身欲望なしでは生きていけないことを自覚しています。皮肉、というか矛盾していますよね。
宗教においても欲の定義は様々。欲は全て取り払わなければいけないと考えることもあれば、自分で抑制できれば何も排除する必要はないと考える。欲望を持ってこそ自分らしさというのが確立できるという考えもあると思います。七つの大罪、キリスト教において善良な人間を悪人へと変えてしまう可能性がある七つの欲望。傲慢、強欲、嫉妬、色欲、怠惰、暴飲、憤怒。これらの欲望が暴走して罪を犯した人もたくさんいるでしょう。果たして本当に取り除かなければいけない欲望なのでしょうか。
私の好きなアニメ、のちに原作も買いました、米澤穂信さん作の『氷菓』。2012年に放映されたアニメの第六話にて七つの大罪について議論していたのですが、結論に至った答えは「程度の問題だ」ということでした。つまりリミッターさえ設ければこれらの欲望を満たしても罪にはならないということです。しかしその限度は誰かが定めたわけではなく、自分で決めるもの、すなわち人の価値観によってその値は左右するので、誰かが基準値を設けて、それを全員に従わせれば、問題は解決するんじゃないかと私は勝手に思うのですが、夢物語でしょうか。ところで“七つの大罪”を調べて見たらそれぞれに象徴する動物や幻獣がいることがわかったので、もしかしたら今後これをモデルにした作品を作ることがあるかもしれません。この七つの大罪それぞれの相反する対義語もどこかで使えそうですね。検討してみます。
そんなことはさておき、果たして欲望はいいことなのか悪いことなのか、それは誰にもわかりませんし、そんなこと考えても無駄です。だって欲は運命共同体のようなもので、捨てようと努力しても死ぬまで付き合っていかなければいけないものなのですから。
みなさん、ご無沙汰しております。これからが本題なのですが、切りどころがここ以外みつからず、前置きだけとなってしまいました。申し訳ありません。ところで、ようやく授業が全て終わり、期末テストを残すのみとなりました。一年経つのが早いですね。これから五ヶ月間ほどの長い休み期間に入るので、また執筆活動を再開しようと思っています。新規の物語と並行してこの自伝にも学業に専念していた時に思いついたネタがいくつかあるので、加えていこうと思っております。とはいえ、本家の物語の方は後二作分ストックがありますし、こっちの自伝の方も後半年、いや一年ぐらいはもつでしょうから、これらが投稿されるのは来年でしょうけど。何はともあれ、これからもよろしくお願いいたします。




