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カナダへ

これを書いている今私はカナダから日本へ帰国する搭乗口の前にいますので、この機会に私が初めてカナダに飛んだ時のことを話したいと思います。飛行機に乗るのは初めてではありません。過去にも飛行機を一人で乗ったことがあります。それでも一番緊張したのはチェックインカウンターとカナダに着いてからの免疫所。今私が帰国するにあたって必要な書類等はパスポート、ワクチン接種証明書、そして七十二時間以内のコロナ検査証明書。そして帰国してからどこに滞在するのかなどを記入した質問票と呼ばれるもの。チェックインカウンターで見た限りは国別によって必要書類が異なるようでそのせいでチェックインに三十分以上かかってしまいました。コロナ禍がまだ尾を引いている証拠ですね。

私がカナダに行く際に必要だったのはパスポート、質問票、七十二時間以内の頃な検査証明書。ワクチンは当時まだなかったです。チェックインカウンターでは少し長い間止められたのを覚えています。なぜなら私は留学生だからです。コロナが蔓延していた当時、原則その国への渡航許可が降りていた人はその国の人とその国で仕事している人。留学生はまだ国によっては許可していないところがありました。私はチェックインカウンターで留学ビザ用の書類を全てみせ、そしてカウンターのCAさん数人が色々と確認してようやく搭乗チケットをもらうことができました。

飛行時間は約八時間。今までの私の最長記録は三時間なので、その倍以上の飛行時間です。食事が二回ある。それが機内での一番の驚きでした。前回話したように、私は人前での食事は苦手でしたし、初めてのカナダということもあり、食欲が全く湧きませんでした。映画を見るといっても見たいものが何個もあるわけではないので、興味をそそられるものをある程度見終わったら眠りにつきました。横にはなれないので寝心地はあまり良くなかったのかもしれませんが、とりあえず寝れました。感想というと八時間ずっと座りっぱなしでいたので腰が痛くなりました。途中で姿勢を変えても限界があり、これがエコノミークラス症候群なのかなと思いました。

そしてカナダに到着してからも試練は続きました。ここまで来て引き返すのは忍耐強い私でも流石に嫌だと明確に思いました。学生ビザが発行されるか。これが何よりも気がかりでした。ビザ申請をするのに必要な書類を集めるだけでも苦労したのですからそれが認められなくては今までの苦労が水の泡になってしまいます。コロナ禍でなければ、ここまで緊張することもなかったはずです。確か必要な書類はパスポート、顔写真、質問票、大学の入学通知表、生活保障証明書、健康診断証明書、そしてカナダ政府に登録する指紋認証証明書でした。パスポート、顔写真、質問票、大学入学通知表、生活保証証明書はオンラインですぐに手に入りましたが、残りの二つは申請してくれる特定の場所まで赴かなければいけませんでした。その時私が都心に住んでいてよかってです。どれも近場でした。健康診断証明書に関しては私が中国にいたことで必要になっていました。おそらくコロナの影響だと思われます。

そんな思いをして集めた書類をベルトコンベアーから流れて来た荷物を受け取ってから、イミグレで提示しました。受け取った人が私に気さくに話しかけてくれました。どの学部に入るのかや何を専攻したいかなど。おそらく私の緊張をほぐしてくれようとしたんだと思います。しかし初めてのカナダでしかも英語で話しかけられるということで余計に緊張してしまいました。よく日本の学校の英語の教材なんかで見られる、マニュアル通りの、堅く、なんの面白みもない回答をしたと思います。十分ぐらいの時間だったと思います。すぐそばの椅子でじっと待っていました。外見は余裕ぶっていましたが、内心は非常に緊張していました。そしてみなさんご察しの通り、私はカナダへの入国を認められました。ビザを渡された時に言われた“Have a nice day”はすごく心地よく聞こえたのを覚えています。

ご無沙汰しております。いかがお過ごしですか。日本ではこの間まで寒波に見舞われていたそうですね。体にお気を付けください。

*日本に帰国したのは2022年の五月ごろです。そしてカナダに初めて入国したのは2021年の二月です。日本やカナダに入国する際の必要書類が現在では異なっている場合があります。まあといってもこれを参考にして渡航を決める人はいないと思いますが、念のためです。必要書類が違うじゃないかと苦情を入れられても困りますので。

それと、皆さんストックが三分一を切りました。これを毎週読んでくれている方がいるので、できる限りこのまま続けていきたいです。質問お待ちしております。

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