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充実した毎日

九年生からは日本語が選択科目となっていました。選べるのは日本語一時限と音楽一時限、それか美術二時限の二択。私はとにかく絵を描くのが下手であったし、興味もありませんでした。とは言っても音楽に関しても楽譜は読めませんし、楽器も弾けるわけではありませんでしたが、コーラスが基本だったので、歌を歌うぐらいならできると思ったので、日本語と音楽がセットのやつを選びました。

日本語は全部で三クラスあります。日本語初心者、日本語中級者、そして日本語上級者です。日本語上級者は基本的に日本人しかおらず、中級者はこの学校に長い間通っていて日本語を習ったことがある人、もしくは日本の在住歴が長い人、そして初心者は日本を全く知らない人。私の入っていた上級クラスには六人しか同じ学年の人がいませんでした。そのためか上級クラスは九年生と十年生の合同で行われました。(もしかしたら中級クラスも初級クラスも九、十合同だったかもしれません)教科書は確か普通の日本の学校で使う教科書を使っていたのを覚えていますが、どっちの学年に合わせていたのか覚えていません。

さてそんな九年生の時の思い出といえば、おそらくこれまでの人生で一番成績が良かった年だということです。英語も八年生の時から随分と上達し、高い点数を取れるようになりました。苦手で追いつくのに必死だった数学も遅れを取るまいと必死に勉強してなんとかそれなりに高い(自分でも満足の)点数をキープしました。体育と音楽は一生懸命さを出して自分の株を上げました。そして日本語、理科、社会は学年内でも指折りになっていたと思います。社会は好きでしたから特に自負します。理科も私の中では好きな方だったし、なぜだか楽しく感じたので勉強する意欲がありました。日本語に関しては九、十合同で同じ学年の人が少ないのもあってか、より自分に注目が集まっていた気がします。自分でいうのもアレですが、九年生の中では頭一つ抜けていたと思う。理由はよくわかりませんが三者面談では当時の先生は私が本をたくさん読んでるからと言っていました。事実本はたくさん読むようになっていました。特に通学の時は結構暇なので。

何よりこの時が自分の物書き活動に本腰を入れた時で、私がこのサイトで投稿した最初の作品、『鍵穴の人間』の第一章を書いていた時でした。この第一章を先生に読んでもらった時に、褒められたのをきっかけにこのサイトに投稿するようになりました。当時からこのサイトのことは知っていてよく他の人の作品を閲覧していた。実際自分の投稿するか否かはだいぶ迷い、迷った挙句その一年後の十年生の時に投稿を決めました。

この『鍵穴の人間』、第一章は九年生で、第二章と第三章は十年生で書き上げました。当時はまだ勉強に専念しなければいけない年ではなかったので、夏休みなどの長い休みのみならず、週末も活動していました。当時私は自分のパソコンを持っていなかったので、代わりにタブレット端末のメモ機能に書き込んでいました。私はそれを持って毎週末家から歩いて五分ぐらいのところにあった私立図書館に行き、三時間ほど物書きに没頭していました。非常に楽しかったです。書いているとどんどんとアイデアが頭の中を飛び交い、それを忘れないうちに適当にメモし、ここだと思った場面で起用していました。しかし中にはパッとアイデアが思い浮かびメモに残していたにも関わらず次の日になってそのメモを読んでも何を格好と思っていたのか、自分でもわからず結局ボツにしてしまうことが何度かありましたし、結局使う場面を見出せず、お蔵入りとなったアイデアも多くあります。お蔵入りとなったアイデアは昔はそのまま記憶から消していましたが、今は次の作品で使えないかと一応メモを残しています。

一日分の大体の目安を決めていてそれを書き終えると、達成感に見舞われました。今は一日だいたい千文字程度を目安にしていましたが、当時は二千文字ほどだったと思います。しかし実際は飽きるまで続けていたので、多い時には五千文字近く一気に書いていたと思います。何はともあれ、自分が満足したところまで書き終えたところで次にある程度どんなことをかくかを決めておき、明日はそこから始める。それが毎週末続いきました。おそらく物書きで日々のストれるを発散していたんだと思います。もちろん信長の野望は当時も毎晩遊んでいたし、学校も楽しかったので、おそらくこの年はすごく充実した毎日を過ごしていたと思います。

みなさん、八月になりましたね。自分勝手な報告ですが、先日この自伝の読者が三百人を突破しました。正直、前作『天災』シリーズは思いの外読者数が伸び悩んでいたので、非常に嬉しいです。私なんかの自伝に興味のある人がいること自体驚きです。私を知っている人でしょうか。いえ、私は周りに自分が物書きをしていることは話したことがありますが、どこで、どのような名前で投稿しているかまでは告げたことはありません。それでも見つけ出すのであれば、それはストーカー気質に似た執念と言わざるを得ないと思います。そこまでして私のことを知りたいという人がいるとは思えませんけどね…

ところで私は現在夏休み中なので例年通り物書きに励んでいますが、今書いている作品(少なくとも投稿は来年以降となるでしょうが)はだいぶ私の心の奥底に眠るダークサイド)が映し出されています。(要するに過激な描写が入っています)ほぼ間違いなく年齢制限がかかると思います。そこで迷っているのが、この作品をどのように投稿するか、です。年齢制限を設けて投稿するか。過激な描写を切り取って、普通に投稿するかです。過激な描写を切り取っても物語といして成立はしていますが、せっかく書いたので勿体無い気もします。年齢制限を設けますと、読者数が減ってしまうのではないかと気がかりです。今はまだどうするか決めあぐねていますが、その時になったら再度連絡を入れたいと思います。

長くなってしまい申し訳ありません。では、引き続きお楽しみください。

あ、あと私のこんなことも知りたいと思った方は遠慮なくお伝えください。

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