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私は調理師兼諜報員  作者: 美夜
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訓練施設?

久しぶりの投稿です!!

扉を開けると煙たい部屋に男女がひしめき合っていたその光景を藤林は嫌悪感を露にすることなく


『これはこれは()()()()()様このような場所へ来られるとは珍しい』


『このカードは不要になったから返す』


『はい??・・・・何か不手際でもございましたでしょうか?』


一番奥で男女が触れあっている光景をタバコを吸いながら見ていた男は慌てながらも隣室に藤林を案内しドリンクを差し出すが、彼女はそれを一別すると


『いや、もうここに来る必要が無くなっただけだ』


『ここより品が良い場所が出来たのですかな?』


『まぁ、そんなところだ』


『ちょうどこれから品数を増やし品質も上げようとしていたところでして・・・』


『行くぞヘブンスト』


『畏まりました』


如月は主催者に一礼し藤林の後ろを保護した者達をつれ来た道を戻っていった


そんな彼らが街の人混みに混じったのとすれ違いに藤林と面識がある彼らが駆けつけ確保していった


『ヤードに保護されたければ行けば良いそうしたら家まで送ってもらえるぞ』


彼らは顔を見合わせると何か決断したように藤林と如月の顔を見つめ


()()()()()殿()のお側で働かせてください。もともと私たちはこの能力のせいで売られてきた身です。行く宛もなければ帰る場所も御座いません』


最年長だろう藤林が選んだ性奴隷や貢ぎ物から銀髪で青色の瞳をした男が、すがる思いで事情を話し始めたが藤林は軽く聴きながらも手元にあるスマホ画面を見ていた。そこには彼らが一斉に取締役あの主催者部屋に飛び込んで捕まえている場面や参加者を一網打尽にしてる姿など全部が監視カメラから送信された映像を見ていた


『先に言っておくが、私に着いてきたらあそこにいた時よりも辛い目に遭うだろうそれでも来るか?勿論だが衣食住と最低限の生活は出来るよう取り計らうがな』



『それだけで十分です!』


彼らを車にのせ共に帰宅するとこになったがなにやら如月は奥歯に何か詰まっているような表情をしていた


『如月、何かあるなら言え』


『本当に()()家に連れていくのですか?』


『この子達には長旅はきついだろうからな』


『ですが!あそこは訓練施設その物ですよ!!さすがに()()()はともかくこの子達には・・・』


『『『『『・・・・お、()()()!!?』』』』』


その驚きかたに変装を解いていないことに気づき


藤林は奥にある部屋に入りパッと着替えるなり


『この通り私は、()()よ』


とニコッと微笑むと何故か皆顔を背けていた


藤林が疑問に思うなか運転座席から


『この人たらしが』


と聞こえたが気にすることなく藤林だけが平然とティータイムを始めていた



あれから3時間半経過した辺りで、周辺には誰も住んでいない山に奥に建てられた別荘に到着した。如月は恐る恐る鍵を開けノブに手を掛け扉を開くと如月だけが家の中に吸い込まれ扉が閉ざされた


後ろにいる彼らが怯え出す中、藤林はため息をはくなり


『貴方達は車に戻り鍵を掛け窓を閉めカーテンも閉めて静かにしているのよ。そうしないと貴方達もこの遊びに付き合わされるわ。それに誰が来ても返事を返したり鍵や扉、カーテンを開けてはいけないよ』


心配そうに見つめてくる彼らににっこり笑いキーを渡すと藤林は車の扉やカーテンを閉めるのを確認しながら如月の奪還を開始した・・・・・と言うよりも今頃死にかけているだろう彼を救出するだけだ



『ジョジョヴェル!』


『お帰りなさいませお嬢様』


どこからもなく音を立てずに表れた燕尾服を着た男は涼しげな表情で恭しく頭を垂れ藤林に一礼した


『全く、あまりあの子を虐めないでくれるかな?』


『可愛がっているの間違えでは?』


『毎回ボロボロになってから返すの止めて貰えない?』


『一応、止めてはおりますが・・・』


訓練施設となっている庭で屍と化している如月を見つけさらにこちらに奇襲を掛けてくるメイド達に華麗な回し蹴りと投げ技で無力化にしていった


それから数分後庭に正座させられているメイド10人と侍女30人、従者40人、執事3人がしょぼんとした表情で彼らのお嬢様のお怒りを受けていたが、藤林の思考が別のところに行った瞬間何やら気配を感じ正面を向いた彼女は首を傾げるだけで飛んできたナイフを避け後ろで気絶している如月の顔の真横につき刺さった



ナイフを放ったメイドは舌打ちをしたが、どこか嬉しそうだった


その後、子ども達の話をし大人しくするよう言い聞かせたあと車に迎えに行くと何かあったのか真っ青な顔で私に抱きついてきたが詳細を明らかにすることは無かったが侍女長があの場にいなかったことからして身許確認をするなかでよっぽどの事をしたのだろうと辺りをつけ注意をしたが、相変わらず軽く流されただけだった


『マゼ、この子達に社会で生きていくための勉強と社会のマナーあと、能力の制御と使い方とか教えて頂戴』


『畏まりました』


マゼ、こと侍女長は笑顔で了解し次の日から教育が始まった


知識がある程度ある性奴隷や貢ぎ物から銀髪て青色の瞳をした男・・・・サムエルは事あるごとに『ご奉仕致します』とか言い夜這いを掛けてくるが、5日めの夜から彼は来なくなり安心していたがいつの間にか執事に転職しジョジョヴェルのもとで執事について学んでいたその中には、主のいない家の守りかたや敵の排除のしかた、性別、年齢問わず籠絡出来る方法や夜のテクニック等、本当に執事が行うことか?と言うものまで習っていたがそれを、藤林が知るよしもないことだった



1週間彼らと過ごし如月を連れ藤林は日本へ帰国した




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