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1話 にゃんでこんなことになったのだ。

初投稿です。

読むのは簡単、書くのは難しい。

趣味として書いてみる。


ガタンゴトン…ガタンゴトン…


 真夜中、電車が揺れている。もうこんな時間だから、人は少ない。ここにいる奴らは仕事で残業して社畜と成り果てたサラリーマンか、もしくは遅くまで遊んでた大学生のカップルか、はたまたそれ以外の事情を抱えた哀れなやつか。


どちらにせよ、こんな時間まで外にいて家に帰ってない奴らは普通の人とは違う生活を送っている。ここでいう普通とは… それはあえて定義しないでおこう。


そんな奴らの中に、俺はいた。上司に怒鳴られ痛くなった耳にイヤホンをつけ、立ったまま半目で寝ている。風呂は最近入ってない。入る時間がないのだ。


家に帰ったらそのままのスーツ姿で夕食も食べずに、死ぬように寝る。もう食べる気も起こらず眠気がきてしまうのだ。そして、また朝早くに出勤するために、電車の始発に乗る。


電車に揺られてから時間がたつと、どんどん人が増えてきて最終的にギュウギュウに詰められ、昔の奴隷船もこうだったのか、とおもうほどの乗車率に襲われる。


会社では無理難題を押し付けられ、異常なほどの量の仕事と上司の罵倒が飛んでくる。ほぼお昼を食べる時間も与えてくれない。有給を取ろうとするも、取った瞬間に君のデスクは無くなる。と言われた。


しぶしぶ、俺はその異常な量の仕事をこなし、罵倒を聞き流し、なんとか腹を保ち、意識を奪われないよう頑張り続けた。


 そんな生活をもう5年も続けている。俺の体は昔の大学生の頃とは比べ物にならないくらい痩せていて、顔色はいつもより悪くなっていた。


 そんなことを寝ながら考えていると、住んでるアパート近くの駅に着いた。電子マネーを財布から取りだし、改札を通る。

いつもの道を歩き、いつもの押しボタン式信号で止まり、いつもの猫と出会い、そしてまた歩いて家へと向かう。


 ここ最近、近所のねこと会う。いつもの三毛猫だ。白と茶色と黒の斑点。黄色の目。ぴんとたった耳に、ほくろのような黒い点のある鼻。俺が家に帰る途中、ボロボロになる俺を哀れむかのように、素っ頓狂流な顔で俺をみつめる。


なぜか知らないが、俺はねこに好かれている。昔からそうだった。小さい頃にねこを飼っていたからか、野良猫もたくさん寄ってきて、よくおやつを一緒に食べた頃もあった。


 そんな穏やかな生活はどこにいったのだろうか。現在、俺は会社の社畜のリーマン。そんなやつに手を差しのべるやつなどいないだろう。はぁ、こんな苦労する人生なら、いっそ死んだ方がマシかのかもしれない。


 また、そんなことを想いながらアパートにつく。そして鍵を開け、部屋へと入り、昨日と同じようにグチャグチャの布団へと身を預ける。電気はつけっぱ。部屋の鍵を閉めたかも分からないまま寝る。


 また明日も早いんだ。また同じような生活を送らなければならないのか。今まで頑張ってきたけど、もう限界かもしれない。

そんなネガティブな事を思いながら爆睡。


 次の朝、俺はいつも通りの時間に目が覚める。目が覚めるといってと眼は開いてない。なぜか知らないが、スマホのアラームをかけなくても起きれるようになった。しかし、一応アラームを設定しておくのだが… 今日は鳴らなかった。


昨日、設定し忘れたのだろうか。いや、それはない。なんせ毎日仕事だから毎日アラームが鳴るように設定してある。それが鳴らないとなると…、電池切れだろうか。俺はスマホを確認する…、だが、スマホも見つからない。いつもは枕の隣に置いとくのだが、それもない。


 そういえば、なぜだろうか。ベットが固い。柔らかいのが好きなのだが、いったい俺はどうしてしまったのだろうか。ついに感覚神経も壊れてしまったのだろうか。眼を開ける。すると…


見たことのない木組みの天井。隣の部屋からのコンコンコンと包丁かなにかで切っている音。俺はなんかの夢だろうと思って冷静になる。


 とりあえず体を起こし、何気なく自分の手を見てみる。たしか、俺は今、26歳になるとこだったが、この手はそんな歳相応の手じゃない。いつもの手より一回り小さい手で、とても若々しい。まるで中学の時の俺の手のようだ。


 次に回りを見渡してみる。そこはログハウスのような内装の造りで、家具はほとんど木でできたものだった。そのひとつに全身鏡があったので、俺はその前に立って、自分の身体を写した。


 その鏡に写る俺の姿は、スーツを着ていなく、代わりにRPGとかの世界でよくみる村人のような服を着ていた。だが、そこまでボロボロというわけでなく、いい感じの素材を使っているのだろうか、手触りでわかるほどの良さげで素朴な服を着ている。


 そして、俺の身体はいつもの俺より一回りも二回りも縮んでいた。身長は中学生ぐらいだが、顔は、まるで青春を生き抜く高校生のように凛々しく、だが、どこか幼げな感じが残っている顔になっていた。


 次に頭を見てみる。その瞬間、俺は驚いた。真っ黒でサラサラでフサフサなその髪には、人間のものではない異質なものがついていた。それは…


とても可愛らしい猫耳であった。

次投稿日は不明。

気分で頑張る。

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