84.エルドさん
「エルドさん」
呼び掛けると、エルドさんは返事をした。
『はい、如何なされましたか?』
そうだ、確かショッピングモールに家族を呼べるんだった。それも試してみよう。
「えっと、あのショッピングモールに家族を呼びたいんだけど」
『承知しました。ショッピングモールへ招待ですね』
「うん」
『ショッピングモールは1日に1組の来客制限がかかっていますので、こちらで日程を組んでもよろしいですか?』
「うん」
えっ、ショッピングモールってそうだったんだ。1日1組か、難しそうだな。
『何方を招待しますか?』
「うん、薬師寺百々さんと薬師寺茜くんと、やくし、じゃなかった、佐伯沙羅ちゃんと佐伯啓一くんの4人にお願い」
『4名様ですね。わかりました。招待状を送ります』
皆、元気にしてるかな。
モグモグと昼食を食べ進んでいく。
百々さんは俺の母で、茜くんは俺の弟、沙羅ちゃんは俺の妹で、啓一くんは俺の甥っ子だ。沙羅ちゃんの旦那さんを呼ばないのは、仕事を考慮しているだけだ。決して、イビりとかじゃない、多分。茜くんは高校生だけど、まぁ、こっちに来るために休むだろうな。
興奮して鼻息が荒い弟を思い浮かべて、口角が上がる。
そうだ、ランキングでも確認しようかな。あ、これもエルドさんがやってくれるのかな?
「ランキングの確認したいな」
『ランキングですね。承知しました』
エルドさんはランキングを読み上げてくれる。
『貢献度は、1位はミカヅキ、2位はヨル、3位はサクラ。人気度は1位はチョコ、2位はマシマロ、3位はミカヅキです』
おっ、ミカヅキさんの人気が戻ってきたな。
「あのさ、エルドさんは貢献度とか人気度とかどう順位つけてるか知ってる?」
『はい。貢献度は残念ながらお答え出来ませんが、人気度は閲覧数で順位付けられています』
「そうなんだ」
人気度は予想通りだけど、結局貢献度はわからないままなんだ。
「ごちそうさまでした」
そうしている間に皿は空になった。
よし、昼食もたべおわったし、ゲームするか。
エルドさんを使ってみて、思ったことは、普通に会話が出来るということだ。これって、結構すごいことなんだろうな。でも、あのパーティのノイズとか、カタコトとか何だったんだ?演出?いや、だったらあれ意外に怖かったんだが。
とりあえずの目標は、エリマキをもふってフレッド達をブラッシングして、先生もブラッシングする。これだな。目指せ、ブラッシング。




