66.お知らせメール
雑貨屋から出て、帰りはやっぱり階段の途中でポーターさんに背負ってもらってログアウト。本当にポーターさんには、感謝しきれないな。とりあえずは、次のログインでポーターさんは俺を国の図書館に連れていってくれるらしい。んー、至れり尽くせり。
俺は、ポーターさんにこの恩をどうすれば返せるか考えながら、タブレットを眺めていると、メールが届いていたことに気づいた。
メールを開いてみたら、なんだか色々書いてあったので、読む前にコップに麦茶を注いでテーブルに置いた。
麦茶を一口飲み、メールを読む。
「えっと?」
今日開催される集まりのお知らせメールだった。あぁ、そういえば、今日だった。危ない危ない、忘れてたわ。多分、お知らせメールが来なければ忘れて行かなかっただろうな。
メールをぼんやり読んでいると、気になる文がかかれていた。
「衣装もご用意出来ます?」
なにそれ、どういうこと?え、衣装って何?もしかして、ドレスコードあり?それとも仮装しなきゃいけない?美人とかイケメンとかなら良いかもしれないけど、俺みたいなやつがそんなしたって滑稽なだけだよな。
「あぁ、でも普段着でも良いって書いてあるな」
じゃぁ、大丈夫かな。ビックリするなぁ。これがドレスコードありだったら、ちょっと行かなかったかな。
でも他の人はなんか借りて、行くのかな。
貼ってあったリンク先を覗くと、様々な衣装の写真が載っていた。タキシードからドレス、はたまた浮浪者のようにみえるボロボロの服まで。ボロボロの服って何?いや、謎。ピンからキリまでありすぎでしょ。
サイズも好きに選べて、頼めばすぐに届くみたいだ。
服は自前で行くつもりの俺はメールに戻り、続きを読む。
「エステ等、今回だけ無料····」
うぅん、やってみたい。エステ····。でも、皆行くだろうなぁ。時間もかかりそうだしやめとこう。
メールを全部確認し終わり、次は貢献度を見る。
1位はやっぱりミカヅキ、2位はヨル、3位がサクラさん。ここはいつも変わらないなぁ。あー、もしかしたら、今回の集まりで会えるかも。ミカヅキさんはどんな人だろうな。
人気度は、1位マシマロ、2位チョコ、3位ココア。····ミカヅキの人気が落ちただと?いつも確認しても、3位以内には入っていたのに?何があった?それともココアさんの人気が上がったと見るべきか····。
まぁ、なんでもいいか。どうせ、俺はワースト争いだろうし。
「貢献ってどんな感じで貢献してんだろう?」
俺もプレイ動画見てみたいな。でも、ミカヅキとかってなんか人気あったし正統派ぽいよな。普通にストーリーを進めば、貢献度は上がっていく?でも、一度進めたストーリーを他のプレイヤーも出来るのか?そうすると、このゲーム、正規ルートを一番最初に始めたプレイヤーが有利ってことなんじゃないか?一度だけでも正規ルート見てみたい。
あー、でも俺には先生がいるか。なんか知らんけど雑貨屋にも縁が出来たし。これって凄いことなんじゃ?エリマキもウィン達もいるし。俺も中々良いんじゃね?ルートしては邪道っぽいけど。
そう思うと、テンションが上がってきた。




