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あなたが不機嫌だと…
「お疲れ様です」
いつものように、従業員の部屋へ行き、パートさんと挨拶をした。
『お疲れ様』
色々な話をしていたら、ドアが開いて横村さんの姿が見えた。
「あっ、お疲れ様です」
挨拶をした後、一瞬の間が出来た。
『…お疲れ様です』
そう言って、何か書類を持って部屋を出て行った。
その後、部屋を出た私達だったが、私は横村さんの事が気になっていたので、聞いてみた。
「…横村さん、どうしたんですかね…?」
『そうなのよ。今日は、何だか大人しいの』
何かあったのかな…と悩んでも分からないので、そっとしておく事にした。
そう思っていたけど、余計大人しくなって、さらにはイライラしているみたいで、私までイライラしてきた。
何かあるなら、言ってほしい…と思った。
そして、夕方になったらいつもの横村さんに戻っていた。
結局、原因は分からなかったけど…。
『中村さん』
そう言って、にこにこしている横村さんを見ながら、やっぱりあなたは笑っている方が似合う…と思っていたのだった。




