9話 後編
別サイトのお友達のどべ様のアイデアと、TT様のアイデアを入れました。
都合により、和栗とホオズキは出てきませんが、他のキャラ出し忘れていましたら言ってください。
同日、某時刻。監視室。
「あれ?リサちゃん、何でいるの?」
突然の柚木の来訪に、古藤は驚いている。
「がんたん!」
「えっ?」
柚木の不思議発言に、古藤は首をかしげる。
「ああ、眼帯の事かな?」
「がんたん!」
「がんたいって言うんだよ」
「……がんたい!」
「そう」
「じゃね」
「えっ?何しに来たの?」
「たんけん!」
「ちょっと待って。桃谷さんに連絡と…もういないし…」
同日、某時刻。懺悔室前。
ここはなんかいやなおとがする。はやくべつのばしょにいどうしよう。
「ん?なぜあの子供がここいる?」
「ハゲまめ!」
「ハゲではない!剃っているのだ!」
「…………ハゲまめ!」
「ぬぐ…!おい!誰かこのクソガキを早くどっかにやれ!」
お、これはヤバい。にげよう。
「逃げるなこのクソガキが!」
同日、某時刻。軽犯罪者用カジノ。
……クルクルまわってる。
「おい、なんでここに子供がいるんだ?」
「もしかして例のプロジェクトの子供じゃないのか?」
「誰か看守呼んで来いよ」
突然の柚木の訪問により、周りはざわざわしている。
「あれ?リサちゃんじゃん。何してるの?」
「クルクル!」
「うん。スロットクルクルだね。でもさ…ここにいるとまずいから移動しよ」
「わかった!」
2人はカジノを後にする。
同日、某時刻。軽犯罪者、女子用遊戯室。
「や~かわいい~♪」
「この子って例のプロジェクトの子でしょ?」
「プリン食べる♡?」
「たべる!」
柚木は女性人に人気だ。
「ここはなに?」
「ん?ああ。ここはね、軽い罪を犯した女性の遊び場よ。カルタとか、あやとりとか、お手玉とかあるわよ」
「ヒモほしい!」
「……持って行ってもいいのかな?」
佐十は皆に質問する。
「いいんじゃない?」
「今なら看守いないしね~」
「別にあやとりぐらい持って行っても怒られないわよ」
「だってさ」
「ありがと!またね~」
嬉しそうにあやとりをもって、柚木は部屋を出て行った。
同日、某時刻。職員寮 苺島の部屋前。
なんだかとおいところまできてしまった…。あっ、いちごがいる。なにをみているんだろう?
「……ふむ…なるほど……いや、ここはもっとグッと行った方が…」
「なによんでいるの?」
「うぉわッ!な、なぜ柚木がここにいる!」
「たんけん。で、なによんでいるの?」
「……恋愛小説だ。その…勉強にな」
「…………かなととなにかあった?」
「な、何もないぞ!?」
「……」
かおあかいし、うそじゃん。
「ん?電話だ」
苺島は部屋に入り、電話を取る。
……うっすらこえがきこえるな。よし、きこう。
「古藤か、なんだ?柚木?今外にいるぞ。……わかった、連れて行くよ。もう060号の熱もほんの少しだが下がっただろうしな」
…うぬ……ここにいるとつかまる。にげよう。
「柚木、そろそろ帰…あれ?どこ行った?……しょうがない、探しに行くか」
同日、某時刻。特別共同墓地。
柚木を探して、苺島は特別共同墓地にやってきた。
「……どうして、ここにいるんだ?」
「……なんとなくなのよ」
「そ、そうなのか…」
なんとなくで辿り着いたのか…凄いな。
「…ねぇ、ここはなに?」
「ここは…その……墓だ。わかるか?」
「はか……おかあさんとおとうさんは?ここにいるの?」
「…いや、ここじゃない」
「…あいたい……あいたいの―――――ッ!う―――――っ!」
「ちょ、泣くな!」
どうすればいいんだよ…。
「あ…うう……その……11月になったら墓参りに行こう!」
「……ほんとう?」
「なんとか上と相談して、つれていってやるよ」
「…やくそく、してね」
「ああ、約束するよ」
「へへ…ありがとう」
「よし、指きりだ」
「うん!」
2人は指切りをして…
「…帰るか」
「ねぇ、きょうはいっしょにごはんたべようよ」
「お、そうか。じゃあ、上に行って頼むよ」
「やった!」
「じゃあ、戻るぞ」
「うん!」
2人は手を繋いで帰っていった。
そして、何人もの名前が彫られた墓の中には、梨東の名前が彫られていた事に、2人は気付かなかった…。
古藤のキャラが迷走しております(苦笑)
送れて本当に申し訳ございません(土下座)