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頂の旗は変えてしまえ

作者: 蓮薔薇 揺麗

頂に突き刺されし国を記す旗


自らの国とは違う旗が刺さっている事に


全く何も思わないわけではない


しかしそれはそれとして


この山の登頂は今は私独りのものだ


この瞬間だけは誰よりも高みに立ち


今は世界のありとあらゆる人が


神すらも私を見上げることになるのだ


神が私を見て新たな旗を渡してくる


雪に溶けそうな旗だった


正しき神のお許しを得ずに古い旗を折る


それが冒涜とは分かっていても


自らの旗を頂に突き刺す


新たにこの旗を国の物にしに来れば良いのだ

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