メンタル・サプリ・ストーリー 心の仕分け人と針の番人 17
親から否定的なことを言われてしまうと、どうしても動揺してしまう……。母親から「やさしくない子」と言われてしまった少年ミヤ。もしもミヤが、病気がちな弟の身体に無理がかかるようなことをさせていたのなら、やさしくないと言われても仕方がないかもしれない。けれど、ちゃんと弟の身体を気遣っていたのに、やさしくないと言われてしまった。そんな場合は、本当なら、自分は問題のあることをしたわけではなく、母親が言いがかりをつけてきただけだということになり、ミヤの心は傷つかなくてすむはず。けれどミヤは、母親に「やさしくない子」と言われたとき、とっさに自分のことを「やさしくない子なんだ」と受け止めて、傷ついてしまった――。
どうしてそんな風に受け止めてしまったのか、ミヤの心の内を紐解いていく――。
どうしてそんな風に受け止めてしまったのか、ミヤの心の内を紐解いていく――。
薙ぎ払う力
2020/11/30 18:52