表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/8

Wheel of Fortune

優翔『…ず、すーず、すず!!!』



「はい!あ、優くんごめん。」



優翔『なーにぼーっとしてんねん。帰るで?』



「うん!」



優翔くんは小さい頃からの幼なじみ。



優翔『このアイスうまっ!すずはいっつも同じのしか食べへんな?』



すず「うん。これ好きやし。」




優翔くんと歩くこの帰り道ももう慣れっこ。




優翔『なーあの、数学の問三の問題!どの公式使ってやった?』



「どんな問題やっけ?」



優翔『え?』



「え?」



優翔『いつもやったら問題ほとんど覚えてるやん、覚えてへんの?』



「うん。あんま覚えてないや(笑)」



優翔『すず、熱ある?大丈夫か?』



そう言って私のおでこに手を当てる。



「ちょっと!ないし(笑)」



優翔『まあ、ないな(笑)

てか、ほんまに覚えてへんの?』



「覚えてへんって言うたら覚えてないし…」



優翔『これは、真夏に雪降るわ』



確かに、毎回の模試の数学の問題は

全部頭に叩き込んで帰って、

優くんに解説をするくらい暗記できてる。


けど、今日はそんなことすらも出来ないくらい


"あの人"


に夢中になってしまった。




「ちょっと気抜きすぎたかも(笑)」



優翔『そーか、俺はええと思うけど、成績落ちてたらすずのお母さんとお父さん大丈夫なん?』



優翔くんが心配してくれるのも無理ない。

成績を少しでも落とすと、

軟禁状態になって勉強に集中させられてしまう。



「あぁ、、それは大変かもしれん(笑)」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ