7話 ユーキの踏ん張り
ユーキ対ワーグスローナ
果たしてどうなるのか
「えーこれより、ユーキ選手対ワーグスローナ選手の試合を始めます。両者は抜刀してください」
審判は2人に声を掛けた
「お願いします、お互いに頑張りましょう」
ユーキはワーグスローナに言った
「はは。ふざけてるのか?お互い頑張りましょうって勝つのは俺だから頑張る必要なんてないんだよ。はははは!」
ワーグスローナの言い方はキツく嫌味が混じった話し方だった
「そんな、クソみたいな奴ぶっとばせ!」
カズヤがユーキに叫んだ
「う、うん!」
ユーキは頷いた
「それでは、始め!」
審判の掛け声と共にユーキ目掛けてワーグスローナは走ってきた
「平民風情がぁ!」
ギィーン!
「ワーグスローナさん、そんなんじゃ僕は倒せませんよ」
ユーキは軽々とワーグスローナを吹き飛ばす
「ぐぅ!き、貴様!このワーグスローナ様にぃ!こ…す、殺す!殺すぅ!この、ワーグスローナ様に不敬を働いた事を後悔しろ!」
ワーグスローナは自分の腕に剣を撫でこう言った
「剣よぉこの私の血を飲み力をかせぇぇぇえ!」
剣は真っ赤に染まる。ワーグスローナの目も真っ赤に染まった。
「これが我家に代々伝わる秘技だ」
ワーグスローナはユーキを睨みつけた
「こ、こんなの、有りかよ。」
ユーキは震えていた
「ユーキ!お前ならやれる!教官の方が怖いだろ!」
カズヤはユーキに言う
「で、でも。こんな奴倒せっこない」
ユーキは下を向いた
「我が力に恐怖し我に平伏せ!愚民がぁ」
ワーグスローナはユーキを見下し嘲笑した
「ユーキ!リリアにそんな顔見せれんのかぁ!」
カズヤは叫んだ
「っ!?」
ユーキはカズヤを見た
「お前ならやれる!だろ?」
カズヤはユーキに言った
「でも、やっぱり怖い」
ユーキはカズヤを見て言う
「ここが最初の踏ん張り所だ!」
カズヤはユーキに拳を向けた
「あ、あぁ。そうだ、僕達は騎士になる。そして、リリア達に。村の人達に。ありがとうカズヤ」
ユーキに電撃が走った。
少し間空いたけど
まだまだ、続くぞ!
次回 ユーキの勇気