31話 授業開始
遂にカズヤとユーキは授業へと復帰する事になった
ゴーン!ゴーン!ゴーン!
学院内に響き渡る授業開始の鐘の音。
「よし、それじゃあ今から授業を始めるぞ。今日はグループに別れて立ち会い訓練をしてもらう」
ダンテは黒板に生徒を区分したグループを書いた
「よーし、このグループで始めてもらう、それじゃ演習会場に移動しろ!」
とダンテは手を叩き教室を後にする
演習会場では
生徒同士が審判をしたり立ち会い訓練をしたりと順に交代していきながら訓練を進めていた。
「はぁぁぁ!」
シュン!ドン!
「ま、参った!」
カズヤは容易く他の生徒をなぎ倒していった
「あいつ、強いよな。」「あぁ、だって首席倒したんだろ?」「なんか、噂に聞くと衛兵達に呼ばれたのは裏で訓練受けてたんじゃないか?って聞いたぜ」
などと生徒達の中でカズヤの色んな憶測が出回っていた
「カズヤ…大丈夫?」
とユーキは心配そうにに声をかける
「大丈夫!大丈夫!あんなの、気にしたら負けだって」
カズヤは笑顔だった
「じゃあ僕次立ち会いだかれ行ってくるね」
とユーキはカズヤに言いその場を去った
「頑張れよ〜!」
カズヤもユーキに手を振り見送った
「いけぇぇぇえ!」
ガギィーン!
ユーキも難なく相手を倒していた
「おい、カズヤ!あの時のリベンジだ!」
と声をかけてきたのはディアブロだった
「おい、見ろよ!あれディアブロさんとカズヤさんじゃないか!リベンジマッチ始まるっぽいぞ!」
と他の生徒はみんなに言って周り
観客が増えていく。
「いいぜ、だけど今回も負けないからな?」
とカズヤはディアブロの手を握る
「今回は特性を使ってもいいと先生から許可を貰っている存分にお互いの力を高めよう」
ディアブロは大剣を背負いその場を去った
「おう!」
カズヤも片手剣を腰に装着して会場へと向かった
そして、その話がユーキやユリエの所にも広まった
「えぇ!!カズヤとディアブロが試合!?これは見なきゃ!皆!行こう!」
ユリエはみんなに声をかけて会場へと走っていく
「そうなんだ!あの2人試合するんだ僕も見て勉強しなきゃ!」
ユーキも会場へと急ぐ
会場は大盛り上がりだった
「あれ?これって授業だよな?」
とカズヤは首を傾げた
「それだけカズヤが人気なんだろ?」
ディアブロはカズヤに言った
「こんなに大きな事になるとは思わなかった…見ろ学園長もが見に来てるぞ」
と後ろからダンテが声をかけた
「まじかよ…」
カズヤは少し不満そうだった
「まぁここまで来たら仕方ない。存分に暴れて来い2人とも!お前らのケツは俺が拭いておく」
とダンテは2人の背中を叩き送り出す
まさかの再戦に学院内が大盛り上がり
そして学園長までもが観戦に!?
次回 激闘




