2話 剣の道
修剣道場へと向かったカズヤと絶対職に勤しむユーキ果たして2人は無事騎士になれるのか
「おい!カズヤ!さっきのペースはどうした!」
修剣道場で剣を習い始めて2週間が経つ頃
カズヤは辛い修行を行っていた
「はぁ…はぁ…もう……むり」
バタン!
カズヤは息が切れ足が軽く痙攣していた
「おい!カズヤ!そんな事では騎士見習いにもなれないぞ!」
教官は厳しくカズヤに言った
「分かってるよ。教官。」
カズヤは息を切らしながらそう言った
「まぁいい、今日はここまでだ、明日から立ち会い打ち込みだ」
カズヤは目を輝かせ教官に返事をした
「はい!」
一方その頃
「いよいっしょぉ!」
ユーキは根元を必死に斧で叩き続けていた
「ふぅ。後どのくらいかかるんだよぉ。」
ユーキは汗を拭き取り心配そうに言った
「はあぁぁあ!」
コツン!……「はぁぁぁあ!」
コツン!……
ツルの根元付近では少年の気合のこもった声と
斧と根元が交わる音が響き渡る
そして、カズヤは
「今日から、立ち会いの打ち込み稽古を始めるぞ木剣を持て」
教官はカズヤに言った
「はい!」
カズヤは木剣を手に取り独自の構えで立ち会い場に立っていた
「ふん。なんだその構えは、ふざけているのか?」
教官は笑った
「いいえ、教官この構えが1番しっくりくるんですよね」
カズヤは右手に持つ木剣を頭の近くに引き寄せ剣の先を相手の方に向け、左手は腰の前に突き出すような構えをしていた、いっぽう、教官は両手で木剣を持ち、体を細めた模範的な構えだ
「いつでもいいぞ、かかってきなさい」
教官の余裕な表情
数秒静寂に包まれた。
床を力強く蹴るカズヤ
「はぁぁぁぁあ!」
コンッ……
「甘い甘い!振りが単純!そんなものすぐに見切られるぞ!ゴブリンすら倒せんぞ!」
教官のキツイ言葉
カズヤは1度も木剣を当てる事が出来なかった。
3週間目も、1ヶ月経っても。
そして、4ヶ月目
「はぁぁぁあ!」
カズヤのスピードは格段に上がっていた
「なに。早い!うおりゃあ!」
教官は驚き木剣を振り上げた
「あがぁ!」
カズヤの額に木剣がヒットした
「あ!すまん!大丈夫か、カズヤ!」
ついつい、本気を出してしまった教官。
「いてぇ〜」
カズヤは額を擦りながらそう言った
「悪かったな。」
教官はそう言った
(カズヤの奴。成長が早すぎる。才能ってやつか。この私に本気を出させた生徒は初めてだ。)
教官は心の中でそう言っていた。
なんだかんだあり、2年が経った。
「なぁ!教官!今までお世話になったな!ありがと!」
カズヤは身長が伸び、歳も18になっていた
「お前もでかくなったなカズヤ!これからもサボらず頑張るんだぞ!」
教官はニコニコしながらカズヤを見送った
「ユーキと会うのも久しぶりだなぁ!あいつ、身長俺より高いかな?」
カズヤは独り言を言いながら村への帰り道を歩いていた
「あ!そうだ、この辺で少し剣の練習でもするか!教官から貰った剣もあるし!」
カズヤは本物の剣を触るのは初めてだった
「はぁぁぁあ!!」
シュン!フォン!
風を切る音。青年の声。川の流れる音。
周りには小鳥。
そんな、平穏な日々に災悪が訪れる事を知らないカズヤだった
修剣道場を卒業したカズヤ
村に帰るとまさか………
次回 襲撃