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World of Swords  作者: ナナフシ郷五郎
第2章 バベルの塔
17/52

17話 筋力変換60000倍!

カズヤとジレンの決戦。

果たしてどうなってしまうのか。

「ここまで追い込まれたのは、初めてだ。名前だけ覚えさせてもらった、カズヤ!」

ジレンは息を切らしながら頬に着いた血を拭いとる。

「楽しんでもらえた?はぁ…はぁ…」

共にカズヤも息を切らし回復したはずの体もボロボロになっている。

「そろそろ終わりにするか、カズヤ!今まで殺してきた奴の名前なんぞ興味もなかったがお前だけはしっかり覚えておく!」

ジレンは腕を上にあげ力みだす。

「筋力変換…600…いやこれではお前は殺せん!身を削っても!60000だ!」

ジレンの膨れ上がる腕から血が吹き出し肥大化していく。

「ぐぁぁあ!耐えろぉぉお!耐えきれぇ!ここで耐え切れればぁぁあ!お前を!殺せる!」

ジレンは強く拳を握りカズヤを睨む。

「こいつは…やばいかもな…」

カズヤは何かを察しユーキ達に伝えた。

「ここから、離れろ!衝撃波を抑えられるか分からない!頼む!」

カズヤはユーキ達に頼んだ

「いやだ!離れたくない!リリアだって、教官だってまだカズヤの顔を、見たがってる!まだ、カズヤに見せてないけど、手紙届いてたんだ!ダメだよ!」

ユーキが必死に否定する

「ユーキを頼む!」

カズヤはディアブロやユリエ、ダンテにアイコンタクトをしジレンに近づいていく。

「素晴らしい!素晴らしいよ!カズヤ!この状況でも尚、仲間達を思えるなんて!」

ジレンは白目を剥き笑顔を浮かべてカズヤを睨む

「これで!終わりだぁぁぁぁぁぁぁぁああ!」

肥大化した腕がカズヤに振り下ろされる。

「カ、カ、カズヤァァァァァァァァア!」

ユーキがダンテに担がれながらカズヤに手を伸ばそうとしている。

「まだ…死ぬわけには!行かないんだぁぁぁぁぁぁあ!!」

拳を剣で受ける

バゴォーン!!!!!

物凄い衝撃波。

崩れ落ちる天井。

辺りに舞う砂埃。

鳴り止まない轟音。

ユリエも涙を堪え。

ユーキは放心状態。

ディアブロも瀕死の中意識を取り戻し。

ダンテは自分を強く責める。


「……………」

「……………」

皆沈黙し辺りの轟音が消え音が無くなる。

立ちの込めた砂埃も薄らいで。

ダンテ達は目を向ける。

笑顔のダンテ。

倒れているカズヤ。

床にはカズヤの物と思われる大量の血。

カズヤの着ていた制服はボロボロで上裸姿。

「楽しかったぜぇ…はぁ…はぁ…ここで…一旦…引かせて貰おうかなぁ…流石に…体が持たねぇな…」

ジレンは細々としていて。

体が震えていた。

カズヤの体は冷たく。動く様子がない。

目には光が無く。

剣は折れていた。

ダンテはユーキ達に伝える

「ここで引こう。もう、奴も戦う意思はないみたいだ。」

4人はカズヤをそこに置き振り返り歩き出す。

「あぁ…カズヤ…」

ユーキはカズヤに歩み寄ろうとする。

ダンテは止めた。

黙って首を振る。

「ああぁぁぁあ!」

ユーキは泣き崩れた。

ユリエもディアブロも掛ける言葉が無かった。

ユーキを担ぎ出口へ向かって行った。

ジレンに敗れたカズヤの死を

受け入れられないユーキ。

ユリエもディアブロもダンテも罪悪感に押しつぶされそうになるなか、出口へと向かっていた。

次回 天井からの刺客

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