1章データベース:作者のメモ欄
初めまして。雨空涼夏と申します。クリックしてくれた方、申し訳ありません。まだ本文は投稿していません。全部できてからまとめて上げます。
このページは1章の設定や登場人物を記載した設定集兼作者が忘れないためのメモ欄です。これを読んで想像を膨らませてください。ご期待に添える作品にできるよう尽力して参ります。
こちらは1章までの主要登場人物、用語等をまとめた設定集、情報集となります。本文でもある程度の説明はいたしますが先に知っておきたい! といった方に向けての過度のネタバレを控えた設定公開となります。用語集に関しては、本文より詳細に記載している(はずな)ので、目を通しておくことをお勧めいたします。
登場人物(メインキャラクター2名)
ミア
背の低い少年の外観をした、20代。現代で言うなら140ギリギリくらい。自分の年は覚えていない。格好は常に黒づくめ、時折草木に紛れるための緑や茶の迷彩服を着る。
仕事は何でも屋、危険の少ない範囲で何でもする。屑拾い、採集、駆除……上げ始めるとキリが無い。
たまには無法地帯と呼ばれる場所での犯罪者狩りも行っている。
ぶっきらぼうで愛想がないが、それに反して案外世話焼きである。小さな動物(仔猫等)を見かけるとついつい餌をあげてしまう。
紗綾(以後サヤとする)は警戒こそしているが、自分が面倒を見るべき保護対象として扱っているつもり。自分が生きてきた世界とはかけ離れた彼女は自分が守らねばすぐ死んでしまうと思って。弱者は救う。救える範囲で。
体は鍛えているので足は速いし力もそれなりにあるが、力はサヤには敵わない。密かに対抗心を燃やしている。
ミアを育てた人は、ある日忽然と姿を消した。
『師匠』と呼び、慕っていた弟子を置いて。
今でもふと、思い出す時があった。
それはサヤと暮らすにつれ、頻度が増えていく――――
金森紗綾
目が覚めると知らぬ世界。ふわふわしているようで頭が(ときどき)切れる女子。想定年齢は17~18歳。
学校で来てから放課後まで丸一日居眠りし、目が覚めると知らない家で銃口を突きつけられる。俗に言う異世界転移ってやつ? なんて思ってたら殺される寸前で内心涙目だった。
好奇心が旺盛で物怖じしないのでづかづか質問するし触るし突っ込む。ミアの家は銃やら爆弾やら色々あるので危険だが、ゲームをしていて知識はあるので許可があるまでは触らないつもり。多分。
ミアと名付けたのは、自宅にあったお気に入りの人形の名前をそのまま付けたから。優しいのに素直じゃない態度が可愛くて、たくさん甘やかしてデレさせたい願望に燃えている。叶うかどうかは分からない。
自覚していないが幸運の持ち主。特筆することはないが、後々その恩恵は現れ出すだろう。
決めたことは曲げない。貫き通す、死んででも。
たとえやりたくないことでも、この引き金を引くだけで良いのなら。彼女は躊躇いなく引くだろう。
登場人物(サブキャラクター3名)
ジル
ありとあらゆる情報を売り買いする情報屋。ミアにはジルと名乗っているが、他の人物には別の名前を名乗っているので100%偽名。彼からの情報を得るため、多くの犬(用語集に説明あり)が情報を彼のいる酒場に買いに来る。ミアとは10年以上の付き合い。
消えた『師匠』とも面識がある。
ヴィヴィ
ミアの暮らす国で店を構える商人。夫のオグロークと共に経営している。快活で明るい、活気ある女性。男女問わず、多くの人に好かれている。彼女が扱うのは主に生活用品と衣服類。
オグローク
ミアの暮らす国で店を構える商人。妻のヴィヴィと共に経営している。体付きのよい、寡黙な男性。普段は店の奥にある工房で買い取った銃や金属部品の整備をしている。彼が主に扱うのは武器と防具。
用語集
犬
浮浪者であり、仕事を選ばず働く人々の蔑称。金さえ払えば法の元で何でもするので、労働力としてはどこでも重宝されている。しかし常に携帯する武器や元盗賊などの人物も多いせいもあり、平時では人は近寄らない。
仕事は各地に点在する情報屋が仕切っていて、ミアの住む地域ではジルとその他数人が斡旋等を受け持っている。
無法地帯
大きな国の外全てを指す言葉。無法地帯内では、何をしてもされてもそれを咎められることはない。森や寂れた郊外の地域では、薬物や街道を通る商人を襲って生業とする犯罪者がたむろしているため非常に危険である。これらからの護衛や排除の仕事も犬には格好の餌だ。
また、無法地帯と呼ばれる中にも小さな集落や町は各地に点在する。そのような場所では少数の自警団などで治安を維持している。
その他
作中で登場する銃に関しては、
拳銃 (ハンドガン。リボルバー等も含む)
小銃 (アサルトライフルやサブマシンガン類全て)
狙撃銃(ライフル、スナイパーライフルなど)
の3区分のみで表記します。あくまで銃を書きたいだけなので標準器などの簡単な説明を除いては明記はしません(だって異世界の銃だから現代の実銃が出たらおかしいもんね)。入らないところで頭を使わず読めるように調整していく予定です。
文明レベルは、食と建造物は中世とかをなんとなくイメージしてます。工業やインフラは現代とあまり遜色のないくらい、ただし昭和中期から後期くらい。ここら辺ふわっとしてるのであまり気にしないでください。
銃本体はミアの住む国内では生産されていません。商人などがどこからか運び、遠方まで流通しています。ある程度設計は似通っているので弾などの生産は何処でも行われています。
『師匠』
無法地帯に捨てられていたミアを拾い、育てた人物。拾ってから数年経ったある日、何も伝えず姿を消した。
小さな頃の記憶は、ミアのみが憶えている。
以上となります。今後増えるかもしれないので、増えたときは活動報告でお知らせします。