人形使い編
俺、文才ない。
そんなことに日々悩んでいるやマシン?です。
訂正箇所などありましたら、ご指摘お願いします。
ミーチングが行われる第三会議室に向かいながらも、先輩の会話が頭から離れない。なぜ今になって・・・
そんなことを考えていると、誰かにぶつかってしまった。
俺より年下はいないので、
「すいません。」
と敬語を使い謝る。
ぶつかった相手は、ナクリさんだった。
ナクリさんはあきれたような顔で
「稲垣、ミーティングまであと何分だと思ってんだ。早く会議室に入れ。」と言う。
「すいません。少し考え事をしていて。」
「また、余計ないたずら考えていたのか?お前はやりすぎるからダメなんだ。手加減を覚えろ手加減を。お前の愛しい先輩が泣いていたぞ、後輩がいじめるって。」
あきれたような笑顔でこのようなことを言われた。
先輩とは関係ないんだが・・・それにあれはイジリだイジリ。
「善処しますよ。」
「善処ではなく直せ。」
全く
そういいながらもナクリさんは笑っている。
どうしようもなく楽しいのだろう。この日常が。
早く入ります。そう言って入ろうとすると
「稲垣」と呼び止められる。
ナクリさんは真面目な顔でこう言った。
「お前は自分が出来ることだけをしろ。周りは見なくていい、それがお前なんだから。」
「何かの小説の影響ですか?俺は精一杯していますよ。それに」
それに
「周りを見る余裕がないだけです。」
そういって俺は会議室に入った。
「お前は自分が出来ることだけをしろ。周りは見なくていい、それがお前なんだから。」
稲垣に言ったことを俺はつぶやく。
この言葉は不完全だ。
付け足すとしたら、そうだな・・・
「俺は、お前の後始末をするから・・・」か?
上司達に言われたことが頭に浮かぶ。
上司たちは、おのれの欲望のために奴らに喜んでこの図書館を差し上げるだろう。そうなったら、この図書館が終わる。
しかし
それは、司書が”普通であったなら”の話だ。
「あんた達は、舐め過ぎだ。」
この図書館を
ここの司書たちを
俺が選んだ最高の人材を
自然と顔が笑ってくる
なんて、なんて面白いのだろう。
「さあ、楽しむか。」
会議室に入り、適当な椅子に座る。
すると、誰かに後ろから肩をたたかれた。
振り返るとそいつは・・・ドラキュラのバルシア・ダルカイだった。
「い・な・が・き!」
妙にハイテンションなその先輩は、人が気が付くとこんなことを聞いてきた。
「血をちょうだい?」
俺はその時後悔した。昨日ニンニク食ってくれば、このうざったらしい先輩とかかわらなくて済むのに・・・と
「オイ、クソドラキュラ。朝の挨拶がそれですか。今から十字架とニンニク持ってきましょうか?」
先輩は焦ったように
「おいおい、ちょっと待ってよ。少しでいいんだよ。」
と言ってきた。
「少しでいいと言いながら、500mlとって俺を殺しかけた奴はどいつだ。」
「お前、自分がとられた血液量分るの!!」
すげえな
そういって先輩は俺の頭をなでた。
この野郎。俺を子ども扱いしやがって。
まぁこの人、200歳以上だからな
そういえば自称情報屋だったっけな。先輩。何か知っているかも。
「そういえば今日、何かあるんですか?」
「なんだよ急に、今日は・・・いや何でもない。」
俺は、にやにやして先輩に迫る。
「何かあるんですね。」
「何もないから、そのワキワキしている手を止めろ、俺に触るな、いや、やめてください。」
「よいではないか、よいではないか。」
先輩はおどおどしていたが、やがて
ナクリさんが来たから。と言い俺の頭をなくりさんの毎日向けているほうに向ける。
ナクリさんは入ってくると、全員いることを確認。そしてこういう。
「では、本日のミーティングを始める。」
感想お待ちしてます。
また、一応人物紹介も入れたいと思います。いつになるかわかりませんが。