アンビギュアス
君の口ぶりは
あの日からずっと私の背中を
見えない鎖で繋いでいるみたいでさ
愛してる
なんて言葉は違う気がして
でもきっとそれ以外に表しようもなくて
曖昧なままの私たちの関係は
透明なまま宙に浮いて
端にあたる部分だけが途切れていく
ああ全部夢ならよかったのに
踏み出せない一歩の理由が
君の笑顔だったり
寂しそうな顔だったり……
都合の良い私の記憶ばかりで
自分勝手なストーリーを描いては消している
本当の意味で弱虫なんだろう
消えないままの最後のメッセージは
今も胸にしまい続けている
行き場のないこの想いを
悟られぬよう抱きしめているんだ
 




