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ジオ擬人化。  作者: 初空 林檎
プロローグ
3/7

第3話「“王権”について」

プロローグはここまでとなります

“王権”。


数多の国々のトップに君臨する選ばれし国家たち、及びそれらが司る絶対的なチカラのこと。


この世界には、”王権”として下界を俯瞰し、時に干渉して世界を纏める者たちがいた。



“王権”になる方法にはいくつかある。


一つは、親の後を継ぐこと。


“王権”の血は受け継がれる。故に、そのチカラも子に受け継がれるということだ。


例えば、トルコがそうだったように。




それが”王権”に成る為の、一番の楽な道ではある。


だが、親の後を継ぐにしろ、結局は”王権”に成る為のもう一つの方法を取らなければならない。



それは、「味方」をつけることだ。


自分に賛同してくれる後ろ盾を豊富に付けること、それは必須条件であった。


“王権”として認められた後も、「味方」を増やして損はない。


むしろ、集まれば集まるほど、誰も逆らえない強力な”王権”となる。


そう、オスマン帝国が望んでいたように。



どちらにせよ、「国々を纏め、その上に立てるカリスマ性」、「王権の血を受け継いだ潜在的な能力」は必須となり得る素質である。



      -----------------------



そんな中で、全く関係のない立場から”王権”に成り上がろうとする国たちがいた。


場所はヨーロッパ。



イギリスとフランスである。



「オスマン帝国・謎の死、ねぇ……。」


「要は、王権の座が一つ空いたってわけだね。そうだろう、イギリスくん?」


「あ?フランスてめぇ、俺の後ろに気安く立ってんじゃねえよ。」


「ハハッ、怖い怖い。全く、喧嘩腰だねぇ。」


「けっ。……なぁ、フランス?」


「なんだい?」


「―― 俺、”王権”ってやつになってみてぇ。」


「―― 奇遇だね、ボクもだよ。」


「そうか。なら……、」



「どっちが”王”になれるか、勝負しようぜ。」



「受けて立とうじゃないか!美しくレースといこう。」



ヤンチャなイギリスくんとお坊ちゃま気質のフランスくん初登場

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