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天使と悪魔は戦場で笑う  作者: 夜城
1/5

反撃の天魔は希望となる

欲望にまかせて初めて小説を書いた。

何でも反応していただけると幸いです。

天使は言った。


「人は世界を管理できない」


悪魔は言った。


「これからは我々が新たな世界を管理する」


天使と悪魔は言った。


「我々は創造者となる。ゆえに神の人形は我々の世界に必要ない。今日を持って君達人を廃棄する」


これが終末暦元年、人類が滅亡していくカウントダウンが始まった時だ。




「や~~~と、始めたか」


暗闇で一人の男が楽しそうに笑う。


「全く行動が遅いんだよ。何千年待ったと思ってるの~。これで僕の計画が始められるよ。ふひひひ、楽しくなってきたよ~」


男はゆっくりと立ち上がり、そっと上に手を上げる。

するとゴゴゴ・・・という音と共に暗闇に光が差し込む。


「あ~~~これはこれは、容赦ないねぇ」


男が目の前には破壊された街広がっていた。遠目ゆえ街の人々がどうなっているかは見えないが容易に想像がつく。廃棄という虐殺が起きたことだろう。


「さて、全滅する前に動きますかね。人類を救うのが神でも天使でもない堕天使アザゼルだなんて、聖職者が聞いたら発狂しそうだねぇ」


男は背中の黒い翼をバサリを羽ばたかせ、赤く染まる空に消えていった。




 防衛都市、ここは世界に七つ存在する人類残された最後の楽園であり、鳥かご。

 人類は創造者達の攻撃により全人口の五分の一を失った。人類の技術では天使には傷つけることができず、悪魔を殺すこともできなかった。

一方的に殺されるのを待つだけの人類に、堕天使アザゼルが七つの防衛都市を出現させ収容してみせた。その後アザゼルは自分は人類の味方であると言い都市内の安全を保障すると言って見せたのだ。

 もちろん人類はアザゼルを信用しなかった。当たり前だ、天使も悪魔も敵なのだ。堕天使なんて信用できるわけがない。これからどうやって殺されるのかを想像し絶望するしかなかった。

 しかし、人類は殺されることはなかった。

 むしろ、温かい食事、住居、さまざまな衣服。そこには今までの暮らしが広がっていたのだ。

 結果、人類はそれぞれの都市で国家を築き、アザゼルと共に創造者を撃退するために力を蓄えるのであった。

 とまぁ、これが終末暦三十年の歴史。これからは守りから攻めに入る時代。

 そして、世界が再び劇的に変わる歴史の分岐点。

続く!

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