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この世界に愛されなかった僕たちは  作者: 春秋 一五
「黒と白のプロローグ」
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 どうも、はじめまして。


 僕の名前はクロア・ランサグロリアといいます。


 好きなものはコーヒーとチョコレート、紅茶も嫌いじゃありません。


 特技……と呼べるものはあまりありませんね。


 出身はアークエディン騎士王国ノースヘヴン地区第八エリア。


 まあ、一言でいうなら田舎です。


 何年も帰っていませんが、のどかで素敵な場所だと思っていますよ。


 現在は同地区の第一エリアにある「ノースヘヴン魔法騎士学園」という学校に通っています。


 詳しく言えば「高等部・内縁警備科」が後に付きますが、まあいいでしょう。


 比較的真面目な方なので、高等部に進学して二年間授業を休んだことがありません。


 そのおかげでしょうか、成績は上位の方にいます。


 夢を叶えるためにも、是非この成績を維持したいところですね。


 ……どんな夢かって?


 まあそんなつまらない話、今はいいじゃないですか。


 機会があれば、いつかお話します。


 さて……、話は変わりますが、僕には家族がいません。


 母はある日僕の前から姿を消しました。


 父には生まれて十七年間会ったこともありません。


 でも僕にはその代わり、大切な人が三人います。


 一人は、いつも僕の隣にいてくれる友人。


 一人は、僕を慕ってくれている後輩。


 そしてもう一人は、僕の全てを知る幼馴染。


 彼女たちのおかげで、今の僕がここにいると言っても過言ではないでしょう。


 だから僕はこれから、何があっても彼女たちを守ろうと思います。


 例え命を失うようなことが、あったとしても。


 ……まあ、自己紹介はこんなところでしょうか。


 わからないこともあるでしょうが、まあそれは追々ということで。


 そろそろ、本編に参りましょう。


 これから始まります、物語。


 それはどうしようもなく救えない運命の元で生まれた青年が、


 世界を見捨てる、そんなお話です。

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