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海を歌う愉快な黒板

静寂のカケラ

作者: 海之本

静寂のカケラかき集め

空を見上げる

宇宙の窓から覗く外

何が僕らを見ているのだろう

星と闇と風

そして

世界の囁きが

闇色の窓へ消えていく

胸に吸いこむ夜

木々の葉に揺れるカケラ

山の背中と草木の舞

冷えた空には白い雲

僕の息も白いだろう

指の先かじかみ

鼻腔に届く冷たさが

カケラを一つにする


空の窓で瞬く星々

宇宙の外には何があるのだろう

どれだけ生き続ければ

果てまでたどり着けるのか

誰も触れられない

広がる静寂の塊

涙は乾き

その跡が頬をつねる

闇に抱かれ

カケラを抱きしめ

風の中へと引きこまれる

僕と闇と山

そして

数えきれない星々

僕はいったい何だろう

月の光が空に浮かんでいる

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