表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
習作「異世界転生」  作者: jakko
死、そして転生
3/14

3

魂だけの俺は項垂れる。むちゃくちゃな話を止めることも出来ず、眺めることしか出来ないのだから。


「汝、欲しい能力を言え」


むちゃくちゃだこんなの。危険な世界に放り込むから好きな能力を言えだって?なら魔法も身体能力も要らなかった。いっそのことその世界から逸脱したいのが本音だった。

その本音を聞いたらしく、女神は優しく微笑んでもしくは新しいおもちゃを見つけたのごとく微笑んでこう言った。


「逸脱…世界からの逸脱。

時間停止を授けよう、逸脱したなら汝が世界だ。

代わりに魔法、肉体は凡人未満としよう、それで平衡を取ろう。案ずることなかれ、停止した世界では最後に汝の触れたもの以外、認知すら出来ぬ、動くことも出来ぬがな。

生きるがいい。

死ぬがいい。

そして喜べ、悲しめ。非凡なる力で私を楽しませろ!

わたしは始めることしか知らぬ。言うなればコイントスにも似た力。コイントスをした後に事がどう転ぶかはわたしも知らぬ。知らぬからこそ無限の可能性がある!人は面白い!




汝に幸あれ!」


その自己満足としか言えないような言葉を最後に、俺の意識は途切れた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ