第12話 絶望
累計1000ポイント突破しました! 次回より更新スピード遅れる代わりに量を増やそうと思います。
《絶望の樹海》
危険度:絶望級
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「…………………………………は?」
俺はすっとんきょうな声をあげた。
よし、一端落ち着こう。
って、落ち着けるわけないだろこんな状況……………。
ちなみにこの世界には魔物やダンジョンにランクがある。
下から順にE級 D級 C級 B級 A級 S級 SS級 SSS級とある。
これらの上に絶望級というのがある。
絶望級とはその魔物にあったり、ダンジョンに入ったりすると、どんな人でも絶望してしまうというランクである。
ふむ、俺はさっきどうしたっけか?
クエストを受ける→ダンジョンに行く→魔人と会う→ダンジョンに転移させられる
ふぅ、さて困った。………どうすんのこれ?
俺は試しに周りにいた魔物を鑑定してみる
―――『鑑定』―――
《エレメントスライム》
危険度:絶望級
レベル:10000
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《カオスドラゴン》
危険度:絶望級
レベル:10000
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《ディアボロスキング》
危険度:絶望級
レベル:10000
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……終わったな俺。
俺がこれからどうするかを考えていると、後ろから殺気を覚えた。
俺は直感的に前に転がる。
俺が前に転がった瞬間、真後ろが爆発した。
「なんだ!?」
俺はとっさに後ろを見ると先程鑑定して知ったばかりの絶望級の魔物カオスドラゴンがいた。
……………………………………へ?
「あ……、あ、あ、うわあああああああああああああああああ!」
俺は声にならない声をあげて全速力で走った。
俺は全速力で逃げた。
ただただ逃げていると、俺の目の前が絶壁になる。
「うそ………、だろ……」
俺、こんな所で死ぬのか?
ズガアアアン!
俺は壊れたブリキ人形のような感じで後ろを向く。
俺の真後ろには俺を追いかけてきたカオスドラゴンがいた。
カオスドラゴンは不敵に笑うと腕を振り上げた。
アレはヤバイ。アレを喰らったら絶対死ぬ。
俺はそう直感的に理解すると真後ろに下がろうとするが壁に当たって逃げられない
ペキッ。
心がそんな音を鳴らして、絶望した。
イヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤ死にたくないっ
走馬灯が流れる。体が熱い。頭がくらくらする。涙が止まらない。
「クソッたれがぁぁぁぁぁぁああああああっ!」
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