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第10話 登録

日間ランキング44位にランクインしました! 一体何が。今後も「神からスキルをもらえなかった少年は、異世界で神を越える」をよろしくお願いします

「あの~、すいません。登録したいんですが」


 受付嬢は俺を見ると営業スマイルになった。


「あっ、はい。ではこの紙に氏名を書いてください。代筆は必要ですか?」


 そう言うと受付嬢は紙とペンを取りだし俺に渡した。


「いえ、大丈夫です」


 スキルに言語理解があるから大丈夫なはず。 


 そう思った俺は紙をテーブルに置いて空欄を埋めていく。


 俺の予想通り普通に書けた。


 ……知らない言葉が書けるって何だか変な気分だな。


「では、この水晶に手を置いてください」


 そう言われた俺は水晶に手を置く。

 一瞬光ったと思うと、すぐに元に戻ってしまう。


「しばらくお待ちください」


 受付嬢がその水晶を持って後ろの部屋へ行ってしまった。数分後、戻ってきた時には手にカードを持っていた。


「はい、これがギルドカードです」


 そう言うと受付嬢は俺にギルドカードを手渡した。ギルドカードには



 《ユート・カンザキ》

 レベル:1

 ランク:F

 昇格試験まで:残り5回



「では簡単に説明をさせてもらいます」


「お願いします」


「まずあなたのランク、Fは一番下のランクです。今現在、あなたが受けることが出来るクエストのランクはΕまでです。つまり自分のランクより一つ上までが可能となります。またパーティを組めばパーティ内でどんなにランクに差があってもパーティ内で一番高い冒険者のランクの一つ上のランクのクエストを受けることが出来ます」


 なるほどな、ここまでは予想道りだ。ランクはアルファベットなのか。


「次に昇格試験ですが規定のクエスト回数をこなすとおこなうことが出来ます。試験は実戦です。特にFランクのクエストには討伐クエストが無いのでΕの昇格試験を受けるときはまず各自で練習をしておくことをお勧めします」


「わかりました」


 試験は実戦なのか……大丈夫かな? 俺のステータス無茶苦茶低いけど。


「最後にに失効期間ですが、最後にクエストを受けて1ヵ月以内にクエストを受けなければ除名をさせてもらいます。なおこの失効期間はランクが上がれば長くなっていきます。またギルドで手続きを行えば凍結状態になり失効しません。以上で何か質問はありますか?」


 ……失効期間まであるのか。


「大丈夫です。ありません」


「では以上で説明は終わります。ご武運を祈ります」


 最後にそう締め括ると受付嬢は頭を下げた。


 とりあえずお金を稼ぐために何かクエストを受けないとな。


 そう思った俺はクエストが載っている所まで行く。


 ランクFで受けれるクエストは薬草採集や店の手伝いなどかある。


 一番報酬が良いのは……、この薬草採集だな。



 《薬草採集》

 クリア条件:薬草×10本を採集すること

 報酬:1000G

 発注者:ギルド



「すいません、このクエストを受注してもらってもいいですか?」


 俺は先程の受付嬢にクエストが載っている紙を持って行く。


「はい、ではギルドカードを渡して貰ってもいいでしょうか?」


「あっはい、どうぞ!

 俺は受付嬢にギルドカードを渡す。


「はい、確かに受注しました。このクエストは常駐クエストなので期限はありません。では、行ってらっしゃい」


 俺は受付嬢の営業スマイルで見送られた。



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