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第0話 序章

 初めまして、紅葉秋です。

拙い文章ですが、読んでくれると幸いです。

 どうして、どうしてこうなった。


「あはっ、あはははっ」


 もう乾いた笑いしか出てこない。


 目の前には俺を殺そうとする異形の化け物、俺の後ろは行き止まり。まさに絶対絶命だ。


「俺、死ぬのかな」


 俺の目の前で腕を振り上げ不敵に笑う異形の化け物。


 あれはヤバい、あれを喰らえば絶対殺される、そう直感的に理解した俺はとっさに後ろに避けようとするが壁にあたって逃げられない。刻一刻と『死』が迫ってくる。


 イヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだ死にたくないっ!


 走馬灯が流れる。体が熱い。頭がくらくらする。涙が止まらない。


「クソッ…………………………………!」




 ◆     ◇     ◆




「ふわぁ~、眠い……」


 俺こと神崎 悠斗は何処にでもある高校に通う高校二年生だ。


 身長は170cm後半位、顔はとても整ってるわけでもなく、醜いわけでもなく、少し整っているくらい。瞳は少し赤がかかっていると言うとてつもなく微妙な顔立ち。


 体は鍛えては要るけど線が細いから全体的にひょろく見えてしまう。


 成績は中の上で、運動は苦手なことはないけど運動部には負けるレベル。


 友達も多くはないけど、どっちかって言うとすくない。


 俺はまさに空気と言うべき男なのである。


 今はHR前の一般的には友達と談笑しているこの時間。そんな時なのに俺は一人でお休み中である。


 俺は一人の時間を潰すためにスマホでゲームをやっていると、ガラガラと音をならしながら教室のドアが開いた。


 ドアが開くとそこには黒髪ロングの美人さんがいた。


  この腰まで届く癖のない黒髪が特徴的な美人さんは篠崎 澪華だ。


  頭脳明晰、スポーツ万能、スタイルも抜群で男女両方から人気が高い。 告白された回数は3桁を越えると言われており、その全てを断ってきたという伝説を持つ。


 ちなみに俺の幼馴染みでもある。もう、ほとんど話さないけどな。


 まあ、俺が距離を取ってるせいなんだけど。


 澪華を認識した女子たちから挨拶が飛び交う。


「おはよー、篠崎さん!」

「おはよう!」


「おはようございます」


 澪華は自分の席の近くにいる友達に挨拶を返すと、自分の席に歩いていく。


 澪華は自分の席に座ると、文庫本を取り出し、読み始めた。


 たまにチラチラと俺の方を向いてくる。そんなに俺のことが気になります?


 俺がこのクラスで少し浮いてるから気にかけてくれてるんだろうけど、俺にかかわるとろくなことが無いからな。高校に入るのと同時に俺が距離を取りはじめたんだ。


 そんなことを考えながらゲームをしていると教室のドアが独りでに閉まり、スピーカーから声が響いた。


『2年A組のみなさん、今すぐ全ての行動をやめ着席してください』


「えっ?」


 何言ってんだこいつとクラス全員そう思った。

 しかし、まるで自分の身体ではなくなったように体が一人でに動き始め、強制的に椅子に座ってしまう。


「何これ?」

「うそっ」


 まるで金縛りにでもあった様に身動ぎ一つ出来なかった。


 クソッ、ゲームの続きが出来ないじゃないか、と悪態をつく俺。


 みんな驚きを隠せないなかスピーカーからさらに老若男女どれにも当てはまらない声が響く。


『やあ、みなさんこんにちは。僕は君たちが言う《神》と言う存在だ』


 は? こいつ頭イカれてるのか? いつも通りならそう思った筈だ。だけどこの状態はいささかおかしすぎた。


『いきなりで悪いけど、君たちには異世界にいってもらうね』


 はい!?


 何か言おうと思い声を出そうとするが息しか出てこない。何でだ?


『あ~、何か言われても面倒だから一時的に声帯機能奪っといたから喋れないよ』


 この瞬間クラス全員、こいつが神か神に変わる者であるということを理解した。


『君たち増えすぎなんだよ、地球のこと何にも考えずに。地球が人が多すぎて悲鳴あげちゃってるんだよ』


 神は少し怒気を含んだ声で続ける。


『だから君たちに異世界いってもらおうってわけ。これでも結構良心的なんだよ? 何も考える暇もなく消すことだって出来るわけだし。』


 うんうんとスピーカー越しに一人で納得している姿が目に浮かぶ。クソッ。


『君たちにいってもらうのは、いわゆるファンタジーの世界だよ。魔物とかも存在してるし、危ないから人の数も少ないから問題ないよ』


 危ないならいやだな。


『その世界は地球よりランクが低いから、そこそこ君たち強いんじゃないかな~』


 何かこの神様、適当だな。大丈夫かな?


『選別に自分のステータスを確認する力と鑑定、念じれば幾らでも収納できるアイテムボックスをあげるね。ステータスは『ステータス』と念じれば見れるから』


 なんだかゲームみたいだな。


『詳しいことは今から転送する各担当の神に聞いてね。それじゃ健闘を祈るよ』




 次の瞬間




 この世界から俺、神崎 悠斗をふくむ42名の存在が、




 消滅した。




『あっ、しまった一人担当の神と会えてない。あちゃー大丈夫かな?』





読んでくださり、ありがとうございます。

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