表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あいろこいろ  作者: カラクリカラクリ
本編
95/104

094



金華猫の手が、露草の白い喉に触れた瞬間、蘇芳の目の前は真っ白になって。

けれど向う見ずな行動をとる前に、頭の中で声が響いた。


『勝手に動くな。馬鹿娘!』

「だって、露草が!」

『直ぐに喰えるほど、あいつの防御は安くねぇよ』

「でも!」

『まともに考えろ! お前が闇組に突っ込んで首の骨でもおられたら小僧は如何なる!』


びくりと身を震わせた蘇芳に、白銀の声は冷ややかに渡る。


『おい、偽善者。お前は、小僧を助けたいのか? それとも小僧を護る自分を護りたいのか?』


蘇芳の視界に唐突に色が戻ってきて、蘇芳は露草と山吹と鈍と、それから此処にいない鴇や海松、木路蝋たちを思う。

そして白銀と織を思った。


「…りたい」

『あ?』

「護りたいです。私の世界を」


蘇芳が呟いた途端、露草の叫びが部屋に響いた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ