第15話 開けたら閉める!PSYRENで学んだことだ!
おはにちは!らいなぁです!
まずは投稿が遅れたことを謝罪します。
投稿しようとしたらエラーが起きてしまったせいです。
数時間開けてこうして投稿したしだいなんですけどね。
3000~6000文字という微妙な文字数で投稿して申し訳ないです。
毎日投稿だとそのくらいの文字数が妥当なんですよ。
申し訳ないです……。
紹介はありません。
「スタンバーイ……」
「スタンバイする要素ないよ良ちゃん」
姉貴につっこまれてしまった。馬鹿めっ!こういうのは雰囲気が大事なんだよ!
という言葉を胸にしまって、冷ややかな視線でも送っておこう。
案の定、久しぶりの冷ややかな視線……!とかアホなこと言ってるが無視だな。
「これから死地に赴くというのに面白い方々ですね」
ホッホッホといういかにも初老の紳士といった笑い声で、田代さんは俺と姉貴を先導する。
今、俺たちは一号館の玄関ホールまで来ていた。扉の前でたむろっている様子に不自然さは無いが、それはショットガンを持っていなかった場合だ。
「それでドコに?」
「まず二号館へ行きましょう」
使える物でも探しに行くのか?おkだけど。姉貴は〜?
姉貴を見ると、すぐさま頷いた。ちょ、首振り過ぎ!首取れるんじゃねえか?
「わかりました」
視線を田代さんに戻して了解の意を示す。彼はそれを聞き届けると、素人とは思えない動きで外を警戒しだした。
あれ?田代さんってひょっとして、ただならない職業のご出身?そう彼に聞くと、田代さんはホッホッホと笑い出した。
ごまかしたな。きっと田代さんはミ○リルの軍曹ばりのところに居たに違いない。
それはともかくとして、姉貴に一応言っておこう。
「敷地内での発砲は極力避けたほうがいい。わかったな姉貴?」
姉貴は何で?という表情をしていた。あっ、馬鹿だこいつ。俺は姉貴に諸々の理由を説明してやる。
「ゾンビは音で察知するんだぞ?銃声でゾンビを引き寄せるだけだ」
つまりはゾンビに見つかった場合ぐらいしか発砲は厳禁、撃ったらたちまちゾンビがやってくるってことだ。
姉貴は全ての説明を聞き終えると、あ〜っと馬鹿丸出しの理解の仕方で納得した。23歳だろ。気づけよ。
「お若いのにしっかりなされてますね」
その様子を見ていた田代さんは感心したような表情で俺に言った。
俺はしょうがないですよと諦めたように語ると、外にゾンビがいないことを確認して玄関扉を開け放った。
「なるしかない世界になりましたから」
彼は驚いたように沈黙する。しかしすぐに表情を戻して笑った。
「……行きましょう御二方」
俺と姉貴は無言で頷いて外へ飛び出した。幸いゾンビは周辺にはおらず、俺は警戒をレッドからイエローに変える。
ゾンビはいらっしゃらないのか…………好都合だが。弾薬を無駄にはしたくないしな。
田代さんが玄関扉を閉めて、鍵を掛ける。これでバッチリだ!
俺はライオットガン(ベネリM3)の銃口を地面に下ろした。確か通常時はこうするはず……。
「こちらです」
田代さんを先頭に、脇の森の中を静かに移動する。一応警戒はしているのだが、ゾンビいねえな。まあ良いことなんだけど。
そんなことを思いながら2〜3分経ったとき、前方の先に建物が見えた。あれが二号館か?
一号館とは違い、木造の洋風建築仕様だが、一号館に負けず劣らずの大きさだ。でけーなぁ。
「玄関は少々危険です。裏口に回りましょう」
俺は頷き、ライオットガンを左肩に掛けて腰からUSP……ではなく、短刀を抜き放った。
撃ったら気づかれるべさ〜。それに屋内じゃ、引き金を引くアクションがある銃器は不利だからな。
接近戦の場合は銃器よりナイフの方が役に立つんだぜ!……って誰かが言ってた気がする。
「良ちゃん。あれ……」
姉貴が怯えた声音でそう呼びかけるもんだから、俺は考えるのを一旦やめて姉貴が指差した方向を見る。
二号館の玄関が視界に映るが、ついでにゾンビも十体くらい映ってしまった。
距離がかなりあるから問題ないが、あの数と戦うことになったら銃器の使用は免れないだろう。田代さんがいてくれて助かったぜ。
俺たちは音をたてずに裏口に回り、扉の前で一時停止する。扉の脇に張り付き、俺はゆっくりと扉を開けた。
田代さんがウィンチェスターM1300を構えて屋内に入っていく、姉貴を次に行かせて俺が殿を務めた。
後ろにも注意を払い、ゆっくりと二号館に入る。ゾンビは居ないな。よし、扉をクローズ!ゾンビ入ってきたら困るしね!
扉を閉め終わると、右手に持った短刀を構えてゆっくりと辺りを探索する。
「(うわ……ひでぇ……)」
どうやらここは調理場のようだが、悲惨すぎる光景に息を呑む。
何があったのか壁一面に血が飛び散り、白かったはずの壁は真っ赤に染まり、まだ凝固してないその血は床へと滴り落ちていた。
その血を追って視線を床に下ろすと、そこには三人ほどの死体が無造作に倒れている。
仰向けの死体の顔は判別不可能なほどに破壊されて、うっすらと骨らしきものまで見えた。多分ゾンビに食い荒らされたんだろう。
ゾンビにならないくらいに食い荒らすって……。脳も食ったのか?
もうリアルバイオ○ザードじゃねえか。あっ、ここ洋館か。さらにバイオだ……。クリーチャーとか出んじゃね?
死体の山を避けて歩き、俺は調理場を出る。出口の所で田代さんと姉貴が立ち止まっていた。
「(大丈夫か姉貴?)」
「(だ、大丈夫……)」
見ると姉貴の顔色が真っ青になっている。当然か。悲惨な光景は今までも見てきたが、これは群を抜いて悲惨すぎる。
俺でも鳥肌が治まんねえ。くそっ!最悪だ!外に居るゾンビをライオットガンで殲滅してやりたいぜ!
昂る感情を必死で押さえ込み、冷静に思考が回るようにする。
こんな状態の姉貴を連れて行きたくはないが、今一人にするわけにもいかない。姉貴には我慢してもらうしか……ない。
姉貴はそんな俺の様子を見て、青ざめた顔のまま気丈に振舞う。その表情はお姉さんなんだから!みたいな顔だった。
自分に言い聞かせながらもあいつは笑った。受け止め切れてないその頭でなお。…………こんな時だけ姉ぶりやがって。……ったく。
「(俺がついてる。大丈夫だ)」
姉貴に笑いかけて落ち着かせる。次にはニヤニヤしだした姉貴を見てすぐに後悔したが。言うんじゃなかった。
「(ホッホッホ。これぞ正に姉弟愛)」
田代さん。愛は訂正してください。お願いします。
本当に言うんじゃなかった!俺の周りにはこんな人しかいないのか!?
落ち着いた姉貴を真ん中に、田代さんを殿に、俺が先頭を歩く形で二号館をゆっくりと進む。
田代さん曰く、目的地は三階の執事長室(田代さんの部屋)らしい。何取りに行くんだ?
……聞かなくてもいずれ分かるからいいか。
俺は思考を中断して、前方の階段手前で一度止まる。辺りを警戒し、異常が無いことを確認してそーっと壁から顔を出した。
うおっ!ビックリした〜!ゾンビか……。気づいてないようだな。
階段の前にゾンビが一体いたが、俺たちには気づいていないようでうろちょろしていた。
これ幸いと一気に飛び出し、短刀でゾンビの眼を下から突き刺す。脳に届いた刃先がゾンビの動きを奪い、程なくしてゾンビは崩れ去った。
短刀についた血を振り払う。きっちゃね〜な〜も〜。
ちなみにさっき眼を刺したのには理由がある。眼は柔らかいから脳天ぶっ刺すより刃物への負担が少なくてすむんだ。さらに少し腐っていることもあってスムーズに刺せたぜ。
俺は姉貴と田代さんに安全確保を伝えると、二階へ上がる階段を上る。
三階へ上がる階段を見つけると、姉貴たちを伴ってゆっくりと三階へ上がった。
三階は扉が一つしかなく、他に道も扉も見当たらなかった。
「(三階は執事長室しかありませんから)」
田代さんが説明してくれるが、嫌味にしか聞こえない。えっ?なに?ワンフロア自慢ですか?
…………反省しよう。すいませんでした。
全員が三階に辿り着いた時、田代さんが一番前に来て扉の前に立つ。
俺は短刀を構えて扉が開くのを待った。鍵を挿し、捻り、ドアノブを持つ。
田代さんが扉を開けると同時に、俺は部屋の中に飛び込んでゾンビを警戒した。
…………いないか。まあ鍵かかってたしな。良き哉良き哉。
安全を確認して、俺は短刀を鞘に収めた。あ〜、肩凝った。
しかし執事長室広いな〜。フットサルぐらいなら出来んじゃね?
俺と姉貴が驚く中、田代さんは棚から何かの鍵二つと大きめの買い物袋を三つ手に取り、ベッドの方へ歩いていく。
何すんだ?と俺が首を傾げていると、彼はベッドの下からかなりデカイ銀色のケースを取り出した。
でっか!めっさでっか!ていうか細長!
田代さんは、そのケースにさっきの鍵を一つ差し込むと、ゆっくり捻った。ガチャといってケースが開く。
「おお!」
そのケースの中身は、一つの拳銃と一つの銃器、さらにその弾薬が入っていた。
いかがでしたでしょうか?
引いて終わりました。次回が楽しみな僕です。
書いてるのも僕なんですけど。1人コントしてしまいました。
二号館に辿り着いた主人公たち!田代氏のケースの銃器とは?
それでは次回会いましょう!御意見御感想をお待ちしてます!