表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/68

第11話 気分はちょっとしたDEAD OR DIE

おはにちは!らいなぁです!

ギャグが多い!それがここまで書いてきて思ったことです。

ゾンビってホラーですよね?事実人が噛み殺される描写だってありましたし、大量のゾンビに囲まれて死に掛けたこともありました。

しかし大量のギャグによって、まったく怖さを感じません。

これは良いことなのか、良くないことなのか・・・。不思議ですね。

ちなみに投稿はほぼ毎日しているのですが、書き溜めていたものを毎日投稿しているわけじゃありません。

毎日毎日、1から書いて投稿してるんですよ。数時間で書き終わりますから。

でも、たまに行き詰って投稿が遅れるかもしれません。

その時は生暖かい眼で見守っていてください。お願いします。

紹介はありません。当然だね!・・・・すいませんでした。

今回のタイトルはデッドオアダイと読みます。簡単にすると死か死、みたいな感じです。お楽しみください。

「ぬおぉぉぉぉぉぉ〜体が〜」

「そんな体で運転しようとするからだよ」


俺たちは早織からのSOSコールを受けて河川敷に向かおうとしたが、運転手である姉貴が寝ていて起きないという事態に直面、代わりに俺が運転しようとしたのだが・・・・・


「運転する前に先生抱えただけで体が悲鳴あげてんじゃねえか」

「言うなよ理奈・・・」


運転席で背もたれに寄りかかったまま、体の苦痛に眉をひそめている俺がいた。


病み上がりで無理しすぎたか・・・。体が痛い・・・(泣)。くそぉ体が〜。

俺は気合で痛みを抑え、ハンドルを握って前を見据える。


「気合だ〜!」

「「アニ○ル浜口さんか!」」


理奈と冬紀に同時につっこまれた。いいねえ。・・・って、それどころじゃないっつ〜の!

俺は運転の仕方を思い出しつつ、冷静に手順を踏んでいく。


確か・・・ブレーキを踏んで、サイドブレーキを倒し、ギアを入れる。


んで、ブレーキを踏むのを止め、少しずつアクセルだったな。


難しいことは分からんがこれ覚えとけば大丈夫だろ。

俺は思い出した手順を実行しながら、シートベルトをしっかり締めた。

これで準備はOK。焦らず急げば間に合うはずだ。


「シートベルト締めとけよ。暴れるぜ(比喩じゃなくマジで)」


二人は顔を青く染めながらもシートベルトを締める。姉貴をしっかり掴んで落ちないようにもして。

全員の準備が完了したのを確認して、俺はブレーキから足を放し、少しずつアクセルを踏み込む。


ゆっくりと俺たちが乗るフリードが、少しずつ歩を進めた。


よし。出だしは好調。

のろのろと隠れ蓑にしていた駐車場から車道に出た。ハンドルを左に切って東に車体を向ける。

そして・・・・


「何かに掴まっとけよ」

「「!?」」


前方の進路に何も無いことを視認して、俺はアクセルを少し強く踏み込んだ。


「「あああああぁぁぁぁぁああああぁあぁぁぁあああぁあぁ!!」」


突然加速するフリード。俺はハンドルを操りつつ、アクセルとブレーキの調整に全神経を使う。

以外に難しいぞこれ・・・!前方に見える景色が我先にと後方に遠ざかっていく。


河川敷までのルートは、ほぼ直線。最後に右に曲がるだけだ。


「冬紀!理奈!姉貴落とすなよ!!」

「わかってるよ!」

「わかってらぁ!」


速度メーターを見ると、50を通り過ぎる瞬間だった。あっ、55超えた。

制限速度ガン無視だな。まあ関係ないけど。

視線を車道に戻す。そこにはゾンビが何体か歩いていた。


「ひき殺せ!ヤーーーーーーーハーーーーーっっ!!」

「ヤバイ人がいるよぅ。ヤバイ人がいるよぅ」


理奈がなんか言ってるが俺は無視で(余裕が無かっただけ)、進路上のゾンビをひき殺しまくる!

ゾンビって轢きたかったんだよねえ!・・・・・嘘です。避けるだけの技量が無かっただけです。はい。

人を(ゾンビだけど)轢く衝撃が車体に伝わってくるのが分かる。ドッカンドッカンいってるし。


さて、そろそろ曲がり角だが、減速しようかな?・・・・・・・・・いっちゃえ〜!!


「つっかまれ〜!」

「「ひいぃぃぃぃぃぃぃ!!」」


速度をほとんど落とさず、俺は思いっきりハンドルを右に切った(限度はするよ?)。

瞬間、フリードがアクション映画さながらのダイナミックな曲がり方をして、曲がりきれずに電柱に車体を掠める。

しかし次の瞬間には加速。アクセルを踏み込んでフリードは急発進した。


「武器を取れ!次の瞬間には戦場だぞ!」(カタコト)


「何でカタコトの日本語喋る外人傭兵みたいになっているんだ!」


冬紀のツッコミもスルーするー。・・・・・・らしくもなくダジャレ何か言うんじゃなかった。

数秒すると視線の先に土手が見えた。上りの斜面は無いのか・・・。


「突撃!正面の河川敷!!」


「やめろぉぉぉぉぉぉぉ!!?」

「死ぬ、死ぬ、死ぬぅぅぅぅぅぅぅう!!?」


急速に近づく斜面に、俺は言ってやった!


「俺は!東海林市の前原さんだぁ!!」


「言う必要ないだろ!!」

「冬紀に同意ぃいぃぃぃぃぃいぃ!!」


次には斜面に特攻。車体を滑らせながらも、フリードは土手をどんどん上って行く!

そして・・・・


「ひゃっほおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」


「飛んでる!アタシ飛んでる!!」

「理奈!戻って来い!理奈あぁぁぁぁぁぁぁ!!」


土手を上りきって、河川敷に向け車体は跳躍した!

すぐに俺は衝撃&方向転換の準備をする。一間開けた後、物凄い衝撃が車体に襲い掛かる。


「ぐうぅ!!」


直感的にハンドルを右に切りつつ、アクセルを放してブレーキを強く踏み込んだ。

ギイィィィィィという強烈なブレーキ音と、土を踏み込む音が折り重なって、やがてフリードは緊急停止した。


視線を上げると早織と円さんが呆けた顔でこっちを見ていた。

よかった!何とか間に合った!二人の無事を確認して抜きかける気を押し戻し、俺は冬紀と理奈に指示を出す。


「冬紀!理奈!ゴー!!」


人使いが荒いんだよ!とか言いながらも、二人はドアを開けて外に飛び出す。

早織と円さんがフリードに向かって走り出し、後を追うゾンビを冬紀と理奈が蹴散らす形を保つ。


後もう少しでフリードに着く、というところで後部座席のドアの前にゾンビが現れた!


一番近くのフリードの中、さらには後部座席で寝ている姉貴に向かってゾンビは歩みだす!


「まずい!姉貴起きろ!」

「んにゃ?良ちゃん?」


起きた!どんなことをしても起きなかった姉貴が起きた!

今俺はとてつもなく感動している!アルプスの少女ハ○ジのク○ラが立った!並に感動している!

俺はそばにあった姉貴の装備、ホウキセイバーの一本を後ろの姉貴に放り投げた。


「ゾンビが来てるぞ!」

「えっ?ええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?」


姉貴は事態を理解してない頭で体を動かし、俺が放ったホウキセイバーを握り締めてゾンビを見据える。

ゾンビはうめき声を上げながら両腕を突き出した(ヤラセか?)ポーズで姉貴に迫っている。


「いや!いや!来ないでぇぇぇぇぇぇ!!」


おおっ!連続突きだ!ただ姉貴惜しい!刺してるのは体だけだ!!

しかし姉貴は連続でゾンビの体を刺すと、止めとばかりに一際強く体をぶっ刺した!


「ありぇってぃぃぃぃぃぃぃ!!」


パニックになりすぎて何言ってるのか分からん。でもアリエッティって聞こえるのは俺だけか?

強く刺されたゾンビは吹っ飛んで、こっちに向かっていた早織たちの方に落ちかける。


「邪魔ですね〜。切り捨てましょう」


早織の隣の円さんがそう言ったのを聴いた瞬間、背筋が凍るのを感じた。

円さんは一瞬だけ加速して、落ちてくるゾンビを俺が作った角材刃矛かくざいじんむで・・・・


・・・一閃した。


ゾンビの脳に位置する場所が上と下にわかれ、俺はそこで初めてそのゾンビの頭が横に一閃されたことを知った。

さすが円さん。チートママの名は伊達じゃないな。


そして早織、円さん、冬紀、理奈の順に開いているドアに飛び込み、最後の理奈がドアを閉めたのを視認して俺はアクセルを踏み込んだ。

フリードが音をたてて走り始める。


「ちょっと!何であんたが運転してるの!?」


当然のように叫ぶ早織に、俺はやさしく言ってやった。


「成・り・行・き・さ♪」


ミラー越しに早織の顔が真っ青になっていくのが分かった。


俺は来るときと同じように斜面を上ろうとするが、ふと思い出す。


向こうはアスファルトか。人数も増えたし、結構急だったし、上るのはやめたほうがいいかもしれない。

そう思い、一転してハンドルを左に切る。しかし斜面を回避できずに、フリードの右半分が斜面に乗ってしまった。


悲鳴が車内にこだまする中、俺は斜面を利用しゾンビの群れを大回りで回避することに成功する。

そしてそのまま、ゾンビの垣根を越えて逃亡に成功したのだった。





「あ〜〜〜〜。死〜ぬかと思った〜」


『こっちが(な:ね)!!』


早織、冬紀、理奈のツッコミを完全スルーしている俺は現在、助手席に座りなおして背もたれに寄りかかっていた。

無理をしすぎたんだな〜。これが〜。運転し終わってハンドルから手を放したら、体がばっきばき。あちこち痛いのなんのって・・・。

しょうがないから休憩ついでに姉貴に運転をバトンタッチだよね。あ〜疲れた。


ちなみに今は、ゾンビがいない河川敷で昼飯準備。あの後川沿いに河川敷を西行したのち、橋の下でこうして静かに休憩しているわけだ。


昼食を作っているのは理奈、助手に冬紀が手伝っている。他のみんなはダウン(俺も含めて)。

早織と円さんは偵察した上にゾンビから逃げるために走ったからな。当然だろう。

姉貴は運転し続け、疲労困憊。

俺はハーメルンの撃退、さらに無茶な運転。後者は自業自得だが。


つまり満足に動けるのは理奈と冬紀ぐらいしかいないのだ。


まずいなぁ。とてもまずい。

こんなんでゾンビが大量に襲撃してきたら全滅だぞ・・・。しかも今日中に東海林市を脱出するのは不可能。ここは東海林市のほぼ中心だからな。

つまりは東海林市で一夜を明けなければならないわけで。みんなが安心して寝られる場所も必要だ。


問題が山積みだぞ。うわぁぁぁ。


やはりみんなの生死を司る大事な問題、俺1人で抱え込むのは駄目だな。後で相談しよう。

だがその前に飯、飯。腹減ったよ〜おっかさ〜ん。


「だれがおっかさんだ!」

「理奈、お前今の分かったのか・・・」

「そうゆう顔をしていた」


おっかさんの顔ってどんな顔だよ!見てみたいわ!

心の中でつっこんでおこう。今は体力を消耗したくない。べ、別にめんどくさかった訳じゃないんだからね!


「ツンデレは止めた方がいいわ」

「早織、お前までか・・・」

「そうゆう顔をしていたわよ」


ついでに気持ち悪かったわ、と真後ろのシートに座る早織が呟く。

だからどんな顔だっての!おっかさんの顔とかツンデレの顔とか意味分からんわ!


・・・・・疲れた。心の中でつっこんでもつかれるんだな。初めて知ったよ。


俺は開けっ放しのドアから空を見上げる。

まるで何も無かったかのように澄み渡る青空が憎らしい。まったく、何でこんなことになったんだ?


・・・ん?そういやゾンビ発生の起源って俺たち知らねえぞ?まさか自然発生なわけないし・・・。


犯人がいるのか?こんなことをした奇天烈ド畜生が?・・・・・チャゲ&○スカじゃないけど殴りに行こうかな。

円さんに殴り方教えてもらおう。巨漢すら一撃でノックアウトに出来る強烈なやつを。

やりたい事が出来たな。益々生き残らなければ。俺は固く誓う。こんなことしたド畜生をぶん殴るぞ。と・・・。


「飯出来たぞ〜」


同時にそんな声が俺の耳に届く。やっとか馬鹿野郎と呟きながら、視線を飯を持ってきた冬紀に移す。


「飯は何ですか?馬鹿野郎」

「炊き込みご飯具材たっぷりめですよ、この野郎」


冬紀は笑顔のまま言い返す。くそぅ冷静に対処されてしまった。

俺は悔しい思いに駆られながら、冬紀から炊き込みご飯の乗った皿を受け取る。


「美味そうだな。冬紀はどこら辺を手伝ったんだ?」

「食材を切っただけだよ」


じゃあ後は全部理奈が?すげー。

皿に添えられたスプーンを手に取り、ご飯をすくって口に運ぶ。


「美味い。さすが理奈だ」

「そうだね。理奈は良いお嫁さんになる」


フリードに寄りかかって、俺と同じく飯を食う冬紀の言葉に、俺は強く反論する。


「そうか〜?あの性格はともかくとして・・・。あの乱暴さと口調を直さないと貰い手なんていねえだろ」


冬紀は苦笑しながらもそんなこと無いさと口を開いた。


「理奈はあんな口調だったりするけど根は優しくて可愛い子だよ」

「冬紀・・・・お前・・・」


確かにそうかもしれないな。だけどお前・・・


「Mなのか?」

「何でそうなる」


いやだってお前、まるで理奈のこと好きって言ってるようなもんじゃねえか。乱暴娘が好きってようはMだろ?

その節を冬紀に伝えると、またも冬紀は苦笑する。


「どうなんだろうね。僕も・・・・分からない」


自分の気持ちも分からないってお前は不思議君か。どんだけよ。しっかしまあ、冬紀がねえ・・・。


「聞きましたよ〜」

「聞いたよ〜」


「「どおぅわっ!!」」


気づけば俺と冬紀の隣に円さんと姉貴がいた。その顔は不自然にニヤケている。


「いきなり出るなよ!」

「驚かせないでください!」


俺と冬紀が同時に叫ぶ。円さんと姉貴はなおもニヤケて俺たちに迫る。


「そんなことはどうでもいいの」

「どうでもよくないから」


俺のツッコミをガン無視で姉貴は冬紀の手を握って頷いた。


「冬紀君。あなたの恋、お姉さんは応援する。(私から良ちゃんを寝取る)あの子を落としましょう!」

「は、はあ」


何か途中で物凄いこと言ってなかったか?・・・気のせいか。

姉貴の普段見れない豹変振りに、冬紀は戸惑って冷や汗をたらしている。

しょうがないから手助けしてやるか。


「落ち着け姉貴。七回ほど川で顔洗って来い」

「良ちゃん・・・そんなに顔にーーーーーー」

「は?」


ちょっと待て。こいつはあれか?ただの馬鹿か?それとも天才的な馬鹿か?

今、とてつもなく聞いちゃいけないことを聞きかけたぞ?聞く前に俺の脳内信号がレッドに変わったから、耳に入ってきた言葉を自動的にシャットダウンしたが。

見れば円さんと冬紀、さらには助手席の後ろの早織まで顔を青く染めている。

ああ、間違いない。この馬鹿野郎は今、18禁もしくはZ指定の言葉を言ったんだろうな。


「姉貴・・・」

「なあに?良ちゃん?」

「肉片にしてやろうか」

「ごめんなさい」


マジトーンで姉貴に告げると即行で土下座を返してくれた。ボケか。なら許す。

いかがでしたでしょうか!

読み終わってふと思ったんですけど、この作品ってちょいエロギャグって入ってますよね?本当にちょっとですけど。

今回も最後で弱いやつがきましたし。まあそれは良いとしても。

今、やばいです。とても行き詰ってます。

オリジナル銃火器は良いんですけど、現存する銃火器が難しい!

ウィキ○ディアで調べてもよく詳しく書かれてるのはいいんです。

ただ、詳しすぎて何書いているのか分かりません!

誰か教えてくれませんかね・・・?はあ。

これからも勉強します。全力で。出来るだけ細かく書くために。

ちなみに今、気になっている銃はベレッタM92FとFN P90です。

仲間を守るために走り抜けた主人公!これから彼らはどうするのか?

それでは次回会いましょう!御意見御感想をお待ちしています!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ