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夜、皆で夕飯を食べた。
茶を飲んでゆっくりと過ごす。
アルとレティがすぐレオンの所へいき、もふもふを楽しんでいる。
もう親離れ・・・。
パパは悲しいぞ。
「出来上がったから渡す。 アル、レティ着てみろ」
「「 はーい 」」
2人とも紫のローブ。うん、お揃いで可愛いな。
「レオンはこれだ。 丈を短くしたから、下もある」
「ああ、ありがと」
紺の上下だ。 なかなか様になっている。
「最後にユリウスとサミュ」
ん? 俺のもギャッツのも見た目は何も変わってないな。
「ユリウスのローブは、エミリアからたっぷりと機能が追加されてるから、本だけを入れるポケットと小さなポケットを追加しただけだ。 そのポケットはお前以外、誰も手を入れる事はできない」
「わかった。 ありがとう」
「他の者達は、ユリウスのローブと同じようにダメージ軽減効果と右ポケットと左の内ポケットにアイテムbag効果をつけた」
「「 ばーちゃん、ありがとう 」」
アルとレティの頭をなでる婆さん。
「凄いな・・・ありがとう」
「サンキュ、お婆」
「ああ。 あとはコレを皆に1つずつ」
黄色い石をもらう。
「それは、1度だけ身代わりになってくれる」
「「 すげー 」」
驚くレオンとギャッツ。
「ヒッヒ。 いつも言ってるだろ? もっとアタシを敬えと。それからこの石も1つずつ渡す」
今度は緑色の石だ。
「ユリウスのだけ濃いだろ? ユリウスがそれに魔力を込めれば、全員がユリウスの元に転移する」
「「 ばーちゃん、すごい! 」」
婆さんの周りでぴょんぴょん跳ねる子供達。
本当にすごすぎるぞ、婆さん。
「アルとレティは風呂に入って寝な。 ユリウスは終わったら部屋に帰ってきな」
「わかった」
2人を連れて部屋を出て、風呂場に行く。
2人はキャッキャしてる。2人の髪と体を洗い、湯船に入れる。俺も自分を洗って湯船に入る。
「「キャ、パパが入るとお湯が溢れるね!」」
「はは、そうだな」
「「パパは魔法楽しい?」」
「うーん、楽しいより嬉しいかな。 出来ることは少ないが、アルもレティもママも使えるのに、俺だけ仲間外れだなと思ってたからな」
「「 あはは。 そんなことないのに。 パパ大好き! 」」
抱きついてくる子供達。
「パパもアルとレティを愛してる。 ローブも仕上がったし、ママを助けに行く。 ママが帰ってきたら、またピクニック行こうな」
「「 うん! 次は結界を張ってピクニックする! 」」
「はは」
同じ失敗は繰り返さない。頼もしいな、2人とも。
風呂から上がり、寝かしつける。
「「 パパ、おやすみ 」」
「ああ、おやすみ」
2人のおでこにキスをして、婆さんの所へ行く。
「子供達は寝た」
「ヒッヒ。そうか。 サミュとレオンに作戦を話した」
「2人ともそれでいいか?」
「ああ」
「俺は、止まっててもいいから1発殴りたい」
「ヒッヒ。 エミリアを奪還して、薬を飲ませた後ならいいぞ」
「わかった」
「明日、出発だ」
「婆さんは?」
「ここに残る」
「魔法陣を使う事になったら、エミリアには会えないかもしれないぞ? 一緒に行こう」
「体にガタがきてると言っただろ? 今日も魔力をかなり使ったからクタクタだ」
「婆さんがいるといないじゃ、精神的に違う」
「そうだな。お婆も行こうぜ」
レオンが立ち上がり、婆さんの近くに行き尻尾で包む。
「俺も婆さんがいてくれた方が安心する。一緒に行こう」
「・・・」
更に、包むレオン。
「行こう、な?」
「・・・出発は明後日にしてくれ。魔力を戻す。 サミュ、何日か分の食料を用意して、アイテムbagに詰めろ」
レオンの尻尾効果か?
「おう、まかせておけ」
「わかった」
婆さんは若い男に弱いのか?
何だかわからんが、婆さんも一緒に行く事になって良かった!
明後日、出発することが決まった。




