表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
逃げすぎた魔法使い  作者: ぱんどーる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

12/96

12

宝石店で指輪を選ぶ。

エミリアが紫の石から選んでるのがヤバい。

色々な事に疎いのに、そういうことは知ってるのか?

俺の色だから選んでるんだろ?

ホントに小悪魔的な奴め。

もちろん俺は水色にしよう。



ぺぺの瞳に手にした指輪を持っていく。

うん、同じ色。


「コレがいい」

「っ! そ、そうか」

「?」

顔が赤くなるぺぺ。 どうしたんだ?


「まあまあ、素敵な彼女ですこと! さあさあ、彼氏さんはこちらからが水色の石になります。 じっくりとお選び下さいませ。オホホホホ」


「~~~!」


恥ずかしそうに店員さんの案内について行くぺぺ。


悩みに悩んで、決めた指輪をぺぺが私の瞳に合わせる。

な、なんか恥ずかしいな。


「~~~!」


「ふ、エミリアだってやっただろ? 茶色も買おうかな」


「・・・ 水色がホントの私だから水色がいい。 もうこのままの姿でいいかな。 結婚するんだし。」


「この姿で外を歩くのは、可愛いから心配だが・・・。そうだな、結婚するんだし大丈夫か。んじゃ、コレにしようかな」


「まあまあ、美男美女で絵になりますわ~。 指輪も素敵ですが、こちらのリボンもいかがですかぁ?」


目を向けると、髪を結う時に使えそうな紫のリボン。

うん、これをエミリアの髪につけるのもいいな。


「水色もあったらそれも一緒で。お会計お願いします」

「ありがとうございまーす」


まんまと店員の術にはめられた気もするが、ナイスな提案だったから、まぁいいか。


宝石店を出る


「まだ指輪はしないの?」

「教会に行ってからだ」


ほらな。 何も知らないんだエミリアは・・・まったく。

教会でやることを教えると、キスに反応してた。

2人きりならいいが、神父の前でするのが嫌らしい。


「証人のようなものだから、我慢してキスしろよ? ウエディングドレスは着たかったか?」


「別にいいかな。 侯爵との結婚式の時に着たけど、苦しくて早く脱ぎたかった」


「俺は、2人で着たいな。 きっとエミリアは可愛いんだろうな。絵師に描いてもらいたいな」


「・・・ぺぺが言うならいいけど」


「近いうちにな」


「ん」


手を繋ぎ歩いて教会に着く。


誓いの言葉を交わし、サインをして、指輪の交換をし、最後にキス。


「・・・もっと」

「ぐっ・・・」


見られてキスをするのはイヤなんじゃなかったのか?


「ふふ」

神父が笑いを堪えているじゃないか!


「・・・帰ってからな」

「ん」


今日は、エミリアの小悪魔が炸裂しまくりで、全てが俺にクリティカルヒットし、ドッと疲れた。


無事、夫婦となり教会を出る。


「ところで、エミリア。 さっきエミリア・ぺぺロールになったけど、俺のことはぺぺと呼び続けるのか?」


「エミリア・ぺぺロール・・・・・」


呟きながら、赤くなるエミリア。

こちらを見上げ


「私、エミリア・ぺぺロール! うれしい! 侯爵の時とは全然違う! 好きな人と結婚できるって幸せだね!」


ふにゃっと笑う姿が可愛いすぎる。

くそっ、もう、呼び方なんてどうでもいいか!

初夜だ!初夜!


あー、エミリアは初夜も分かってなさそうだな・・・

伝えると顔が更に赤くなった


「宿に帰るぞ。初夜まできちんと済ませて結婚の儀は終わりだ! ちゃんとできるな? エミリア」


「・・・う、うん。 頑張る」


よし! 言質はとった!


騙した感も拭えないが、俺も我慢はムリだ!


エミリアの手をひき、早足で宿に向かうぺぺだった・・・。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ