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逃げすぎた魔法使い  作者: ぱんどーる


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うー、目を閉じてても眩しい・・・

普通の転移の時はここまで光らないのにな・・・



自分の足もとから出る光が収まるのを待つ。

光が収まり、目を開ける。


あ、ぺぺは!?

隣を見ると、地面に座り、両手で顔を覆ってるぺぺがいた。


「ぺぺ!」

ぺぺに抱きつく


「おっと・・・俺は眩しくて目がまだあけられないが・・・

うん、この触り心地はエミリアだ。良かった、一緒に来れて」


ペタペタと体を確認してから抱きしめてくれるぺぺ。

うん、安心する。


「お師匠や竜人のせいで慌ただしくなったけど、転移する前に一緒の所に行けるか分からなかったから、言いたかった事があったんだ・・・」


「?」


「エミリア、好きだ」


「っ!! 」


なんかドキドキするけど、うれしい気持ちがする。

私もぺぺが好きなのかも・・・


顔を上げて、まだ目を閉じているぺぺにキスをする。

うん、イヤじゃない。 柔らかくて気持ち良かった。


「っ!! エミリア? それは俺の事を好きってこと?」


恥ずかしい。ぺぺはまだ目を閉じているから、もう一度キスをする。


「エミリア。うれしいが、言葉も欲しい。 ダメか?」


「・・・ぺぺのことが・・すき」


ぺぺからキスをされる。ちゅ、ちゅっと何度もされ、

その後にちゅーっと長いキス。


息が苦しい・・・ぺぺの胸をトントン叩く

ぺぺの口が離れ、息継ぎをしてると、もう一度ぺぺが顔を寄せてキスをする。

さっきまでとは違う深いキス。


「・・あむ・・・エミリア・・・すきだ・・ちゅ」

「・・・ん・・ぺぺ・・・んふ・・・」


ぺぺは気がすんだのか、キスを終わりにしてまたぎゅっと抱きしめてくる。

こちらは力が抜けてしまい、ぺぺにもたれる。

なんか気持ちよかったな・・・


「はは、可愛いな。エミリア、 愛してる。結婚しよう。一生大事にすると約束する」


「・・・ん」


「いいのかっ!?」


「・・・ん」


「・・・まあ、いいか。 50年前のザイルに戻れたのか、ここがどこか分かったら、教会に行って届けを出そう。 あ、その前に指輪を買いに行こうか」


「ん。 ぺぺに任せる。・・・それよりもう1回・・さっきのして?」


上目遣いでおねだりするエミリア


「~~っ!! エミリア、おまっ、この小悪魔めっ!」



俺がしっかりしなきゃと思いつつ、エミリアにおねだりされちゃ止まることができない。

周囲を確認すると、前回と同じような森だ。人の気配もない。

しばらくキスを堪能して、その後も色々と楽しんだ。

エミリアは、ぽけーっとした顔で、抵抗もせず受け入れる。


あー、可愛い。 やべー、最後までしたい。


でもエミリアの初めてを外でなんてダメだっ!!と、引っ込んでいた理性をどうにか引っ張りだし、止めることができた。


ふぅ、危なかった。


はだけたエミリアの服を直し、ボサボサになった髪を整え、パンパンと自分の服も直し、エミリアと手を繋ぐ。


「・・・よし、戻れたか確認に行こう」

「ん」


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