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5話 スーパーポンコツエキサイティング

ひょいっ(やっとヒロイン本格的に出せた)

望月 月菜 彼女のことを少し整理してみようと思う、彼女のすごいところは一つ、全分野に突出した才能を持っているという所である。まず学問、全国模試10位以内、次にスポーツでは全国女子中学硬式テニス個人一位、そのまた次に実家は国内最大手の自動車メーカーの創業者一家、またまた次は日本語英語中国語韓国語フランス語(ドイツ語は勉強中)というマルチリンガル、そのまたまた次はピアノ、バイオリン、お琴で小学生の時に何らかの賞をもらっている、最後に顔面偏差値は…こないだ学内の友人と街を散策した際2時間で彼女に行われたスカウト数20、etcどこまで設定盛るんだ??と突っ込みたくなる実績を多数有している完璧ともいえる天才である。


さてここで今一度現状を直視してみたい張れて俺の部室となった教室にてだらーんとだらけながらポテチを食べ漫画を読んでいる彼女は本当に‘望月 月菜‘本人なのであろうか?いやたぶん本人だな、さすがに隣の席の人を見間違うほどコミュ障きわめてないし、


「その、望月さん?何してるの???」


そうまずはこれだ、この問いで彼女の返答を待とう、完璧な彼女ならここで完璧な言い訳を用意してくれるに違いない、今回ばかりはさすがに見て見ぬふりをしたいのでまじで頑張ってほしい


「――――瞑想…?」


「ほう…」


いや、ほう…じゃないが??え??瞑想???え???ちょっと俺の知ってる瞑想とは違うかもしれないのでスマホで調べてみる。ふむ冥想とは、心を静めて無心になること、何も考えずリラックスすること、心を静めて神に祈ったり、何かに心を集中させること、目を閉じて深く静かに思いをめぐらすことなどである。と出てきたな…


この人はもしかしてポンコツなのだろうか…


「なるほど瞑想…確かに今望月さんは涅槃仏と同じ姿勢だったもんね…瞑想をしてたのか…」


「え??うそ!?これ通るの!?」


通ってねぇよ合わせてんだよ、何が悲しくて今の現状を瞑想してたととらえることができんだよ、完全にポテチ食ってだろうが、いやだよ実家がめちゃくちゃ太いご令嬢でなおかつ全校生徒のあこがれのような人物の秘密を知っちゃうとか、どこのラノベだよ


「すごいね、望月さんは放課後もそんなことをしているなんて…尊敬するよ、ただこの教室はこないだから俺の部室になったからこれからは使えないと思う…ごめんね」


「え…そんな…困る…」


今困ってるのは絶対俺だからな!?


「でももう部室の申請通っちゃたんだよね」


「で、でも私この教室1年生の春から使ってるのに…」


うっそだろお前、今まで持ってた完璧少女のイメージが一気に崩れていったよ


「ちなみになんだけど瞑想はこの教室でしかできないの?」


「瞑想??」


「――――――」


絶句して頭を抱えてしまった。嘘だろぉ…ちらりと彼女を見てみると困惑した顔から徐々にやらかした!?という顔に変化していた。うんやらかしまくってるね…素直に絶句だよ


「そう!瞑想!!瞑想ね!!ごめんね!私ものすごーーーーくアクシデントに弱くてね!両親からも月菜は予想外のことに遭遇するとものすごいポンコツになるから気を付けるんだよ!って言われるくらいなんだ!!」


―――それを今全部言うなよぉぉぉぉぉ…俺何のために茶番に付き合って瞑想の話に乗ったんだよぉ!!!あーーもういいやちゃんと話そうただ今の彼女の状態じゃ話にならないからまず普通に戻ってもらわないと


「そうなんだね!じゃあ望月さんはそのポンコツ状態からどうやったら普通の状態に戻れるの?」


「ん?それは簡単だよ、一人になって五分くらいまったら普通になるらしいよ!」


「オーケーわかった五分後にまた会おう」


俺はそう言って持ってた荷物を教室の端っこに置き迅速に教室から出た。さて五分、何して過ごそうか




五分後部室には顔を真っ赤にした望月さんがorzして我が部室で「無理無理無理!?」とほぼ半泣き状態で嘆いていた。

あと五分待とう…


主人公君はあまりのヒロインちゃんのポンコツっぷりに若干子供を相手にする時用の言葉使いになってます。

やっぱポンコツヒロインしか勝たん

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