1話 部活を作ろう
よろしくおねがいしまああああああああああ
そんなこんなで帰宅しました。どうもスーパーボッチ高校生から青春謳歌高校生になることを夢見る男子高校生鈴木です。
2時間ほど前学校にて衝撃の、辛かったら転校してもいいんだぞ?発言を担任の先生及び学校の役員の人たちから受けた鈴木です。
その後いろいろ考えた結果転校せずに頑張ろうと決めたわけですが、何を頑張ればいいのかわかりません、帰宅中も色々考えてみたのですが本当に何も浮かびません。助けてください、高校生ってどうやって青春を過ごしてるんですか?おぉ神よ、我に友達と可愛い彼女を与えたまへ……
「オッケー、〇oogle楽しい青春の過ごし方」
ということを検索サイトにて調べるくらいには参っています。ちなみに検索サイトにはいろいろ書いてましたけどうちの高校で役に立ちそうなことは書いてなかった。(知ってた)
というわけで今から自分なりの考えを紙にまとめていこうと思う。こういう時は頭の中に浮かんでることをまとめることが大事だ。
作戦1『趣味の合う同士を見つけて声をかけよう』
①友達を作るには同じ趣味の子を見つけるのが最善策
②俺の趣味は漫画を読む、アニメ鑑賞、ゲームそれにラーメン屋巡り
③ ②の趣味を持っている奴など普通の学校にはたくさんいるだろうがうちの学校の場合まずいない、趣味に割く時間を自分自身の能力向上に努めている奴のが多い、というかこの一年そんな趣味を持っている奴がいると聞いたことがない(周りの会話を聞いている感じ)
④詰んでいる
おk、作戦1は破棄だ
作戦2『どこか部活にはいる』
①俺の経験あるスポーツはサッカー(小学生でやめた)のみ、ただしうちの学校にはサッカー部はない
②文芸部があった場合入りたいがうちの学校の文芸部は全員プロ作家さんで構成されているらしいからそんなとには入れない、絶対邪魔になる
③というかそもそもうちの学校の生徒の多くは放課後は習い事があるとか、所属してる外部チーム練習に参加するとか、親の仕事の見学だとか、で部活動に参加している生徒がほぼ存在しないので部活自体ほとんど存在していない
④詰んでいる
おk、これも破棄だ
作戦3『適当に声をかけてとりあえず友達を作る』
①できたらとっくの昔にやっている
②一年生の時にさんざんやった。最初は普通に会話できるけど徐々に話す内容が合わなくなって疎遠になる(6敗)
③経済の話とか、この会社の株がなんだとか、この大会はこの有名企業が協賛しているから重要だとか、この予備校の教え方は素晴らしいだとか、普段の食生活で気を付けていることとか一般人の俺が話せるわけない
④詰んでいる
おk、泣きそう
作戦4『何か俺の個性を見つけそれをアピールする』
①ない
②まじでない
③中学生だった時の俺の周りからの評価は「なんか優しそうな人」だった。
④逆に俺の個性があったら教えてほしい
⑤詰んでいる
ひっ……ぅ…ぐすっ……っ……、ぅ……
作戦5『俺に近しい一般家庭の人を探す』
①まずこの学校で実家暮らしをしているのがたぶん俺とほか金持ちの人たちのみ
②基本学校にある寮で生活している(家賃0円)
③基本的にもうすでに収入を得ている人達は一人暮らしをしている
④この時点で比較的普通の人がいない
⑤そもそもいわゆる一般家庭から入学している人が少ない
⑥比較的まだ一般家庭の出の人たちはスポーツでのし上がった人たちが大半、話が合わない
⑦詰んでいる
やっぱり普通の作戦はだめだと思う―――――そうだ!!!いいこと思いついた!
作戦6『俺が部活を作る』
①何の部活かどうか置いておき俺が部活をつくってしまう
②うちの学校は部活の数が少なすぎるので一人でも同好会として部室を提供してくれる。ただし2か月以内に加入者を自身含む3人にしないと部室は没収される
③入部するやつがいるかわからないが作ってみる価値はある
これは……かなり「あり」なんじゃないだろうか……デメリットは特になく自分の好きなことができる部活を作ることができ、運が良ければ部活仲間ができる、さらに同級生だけではなく後輩にも声をかけやすくなる。
これだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!早速明日海東先生に言ってみよう!!!
いやっふうううううううううううううう希望が見えたぜ!!!!
「君はその、勢いで行動する事があるようだな……」
「すんません、なんかいろいろあって脳がバグってました」
「いやうん…転校しないと決めたことはこちらとしても喜ばしいことだが、いきなり部活を作ると言い出すとは……」
今日も今日とてパンツスーツでビシッと決めた海東先生は頭を抱えて、んーーでもなぁーー協力してあげたいしなぁーとか、でも顧問したくないなぁとか、ぶつぶつ言ってる。
―――あっ、顧問の問題忘れてた、ごめん先生、そりゃ先生の立場からしたら部活の顧問とか仕事増えるだけだよな、いやマジすんません、
「すいません先生、顧問のことを忘れてました」
「…素直だなぁ、あーーうん、ぐうううううう分かった協力するよ鈴木、顧問には私がなる、だから君は部活の活動内容と名前を、そうだな明日までに考えておいてくれ私は部室の申請をしておくから…」
なんか顧問になってくれとかは頼んでないのに了承してくれた、この先生まじでいい人だ、仕事増えるのを了承してくれたよ、おぉ…神よ感謝永遠に…この人に最大級の感謝を
「ありがとうございます!!!頑張ります!!!」
「あぁ、頑張ってくれ、切実に、それとこの学校に一年いてわかってると思うが部活の活動内容は興味を引くものにしておくように、その方が申請通りやすいからな」
「はい!ありがとうございます!!!」
アドバイスまでしてくださったよこの女神、感謝を伝えるために腰を90度に折って礼をしておいた。今度機会があればお礼の品でも献上しよう、ありがとう女神様、「今日は帰っていい酒を開けようあとラーメン……」とか言ってるのは聞かないことにしますね!!おつまみか何か献上します!!!あとおいしいお店紹介しましょうか?いい店ありますよ!!
と、このようなことがあったので今は下校し自宅にて部活の活動内容を考えてる。
興味を引く内容で、俺の好きなことで、部員が入ってくれそうな活動内容…えぇ、難しくない???なんにも浮かばないんだが、俺個人的にはゲーム部だとかラーメン部だとか漫画アニメ研究会とかやってみたいんだが流石にそれはアウトだと思うし……ん?アウトだよな?いやうちの学校の場合ワンチャンあるか??――――あるな、これあるな、うちの学校の場合面白そうだから採用とか言いそうだな、文化祭とかで自分らで作った同人ゲームを展示したいです!とか自分らで作ったラーメン売りたいです!とか言ったら面白そう!とか言って許可くれそうだな、これか???これだな!!!!これで行こう!!!!さすがに俺の好きなことをだけをするとなると入ってきてくれる人がかわいそうだからその人のしたいこともできるように、部活の内容は【自分たちの好きなことを研究して文化祭とかで展示する】名前はーーーーーー
好きを研究する部活!!略して『好研部』|≪こうけん≫!!!!!!!!!!
2話目頑張ってかいてます。
感想くれると作者のSAN値が回復します