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ポラロイドクラッカーズ  作者: ムラカワアオイ
9/22

独り旅ー北へー

俺は、独り、旅に出た。北上し鳥取へ。父さんが、「たまには休め」と、俺に安堵をくれた。鳥取駅から歩き、宿に向かう。ホテルのフロントでチェックイン。菊本か。他のメンバーとも、仲良くやれるようにと、祈る。旅先を歩く。商店街を歩いていると、「アコヤ」というライブハウスがあった。中を覗く。すると、髭の親父が、俺に言う。

「兄ちゃん、バンドかなんかやってるの」

「うん。一応、ギタリスト。BOOWYのコピーだけどね」

「へえ。今日の夜さ、ここでライブがあるんだよ。見に来るか」

「いや、俺はいいよ」

「そうか。もうちょい北へ歩くと、楽器屋があるからよ、行ってみなよ。ウッドペックって店だよ。かなりギターも置いてるから、いいんじゃいの」

「わかった、ありがとう。そこには行ってみるよ」

街をぶらぶら歩く。選挙事務所にタバコ屋。薬局、いろんなものが目に映る。あった、あった。ウッドペック。ほんとだ。ギターが鬼のように所狭しと置かれている。

「いらっしゃい、君、この変じゃ見ない顔だな。バンドか何かしてるの」

「まあ、一応」

「ゆっくりしていきなよ」

「ありがとう」

布袋モデルのギターも置いてあった。それを弾いてみる。いい感じだ。感覚弾き。店員さんはスキンヘッドで面白そうな親父さんだ。marionetteと季節が君だけを変えるを弾いてみる。店員さんは笑顔。

「君、上手いね。コード弾きもしてないし、布袋さんの影響が強いの」

「そう。ずっと、布袋さんから影響受けて」

「布袋さんもコード弾きしないもんな」

「そうだね」

笑う俺と店員さん。ロックか。俺は店を出て、砂丘行きのバスに乗った。

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