表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ポラロイドクラッカーズ  作者: ムラカワアオイ
8/22

純粋な日

スコラから家に帰る。自転車にまたがり、飛ばしに飛ばして。あの「安富」さんは、今頃どこで何をしているのだろうか。思い出か。きれいな人だった。俺は、自販機でカフェオレを買う。菊本とは本当にうまくやっていけそうだ。ギタリストとベーシスト。へえ、自販機の横に美容院が新しく建っていた。髪でも切るか。俺は、家に着き、自分の部屋へ階段を登る。カフェオレを一気飲み。俺は楽譜を読めない。TAB譜も。その時の雰囲気でギターを弾く。もっと、自由自在に弾けるようになれればいいのだが。ギターに手をやり、弾いてみる。悪くない。この日々に、「もっと」が欲しい。

父さんと母さんと、鍋を囲む。父さんに、母さんに、昼間の出来事を話した。菊本のことが夢中で。ほかの二人と早く音合わせをしたい。父さんは、煙草に火を点けて、笑顔で言った。

「人間、幸せな時にかぎって、要注意だぞ。こういう時、特に気をつけろよ」

「うん」

俺は冷蔵庫から、カルピスソーダを取り出し、コップに入れ飲んだ。親父はテレビを点けて、プロ野球を観ている。俺は、また、階段を登り、部屋でギターを手にするのであった。今日はいい一日だ。きわめて順調。「安富」さんは、今どこに。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ