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夢を見たあの日
変形学生服。身を。中ランにボンタン。なんか、ダサかった。俺はギターが弾ければ、それでいい。中1の夏。BOOWYのライブを父さんと一緒に観に行った。凄いとしか言いようがなかった。氷室さん、布袋さん、常松さん、まことさん。NONYに酔いしれて。自分のレベルの低さにも気が付いた。父さんに感謝だ。俺は、その日、家に帰ってもギターを弾き、楽しんだ。夏の思い出。
「琢磨、楽しめたか」
「うん」
父さんは俺の頭を撫で、仕事へ向かった。宅急便。朝昼夜。続く仕事。俺は、鏡を見て、marionetteと言ってみた。自分のために踊れているのだろうか。氷室さんの笑顔に救われた。布袋さんのギターに救われた。常松のダウンピッキングに救われた。まことさんのスティックに救われた。学校には、週一で登校するのみ。『安富』か。俺は家の前の自販機で、コーラを飲み干す。学校って、いったいなんだ。母さんは、笑顔で、「どんどんギターを弾きなさい」と、俺に優しくて。
バンドを組みたい。何かいい方法はないのであろうか。俺は、その夜、人生で初めて、作詞に挑戦するも空回り。適当適度か。テレビは戦争報道。すぐに消した。友達なぁ。今の俺にはいない。でも、出会えると信じている。BOOWY。LIVE。GUITAR。




