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曇天の人類

作者: ブルータスの屁

詩・短編を書いてみました。

気に入っていただけるか分かりませんが

一生懸命に書いてみました(^_^)

1000文字ぐらいで書いてあります。

物語の断片や本の1ページのようなモノだと思いながら

暇なときにでも読んで

楽しんで頂けると幸いです(^_^)

災厄を溜め込んだような雲が空を覆い

その曇天をさらに厚くするように

たくさんの飛行船が飛んでいる。


きっと

あれは全て敵地へ攻め込む為のものだろう。


そう…。

これから戦争が始まるのだ。


争う理由は様々。

ある国は自らの力を示すために…。

ある国は他の土地を奪うために…。

ある国は自らの土地を守るために…。

ある国は生き延びるために…。


しかし

その飛行物を見ると毎度のごとく

こんな疑問が出てくる。


何故

我々は戦わなければならないのだろうか?と。


我々は過去に

何度も同じ人間同士で争ってきた。

血で血を洗い

鉄で肉を裂き

その大地の歴史を奪う。

その度に人類は人類史に大きな傷を作り後悔をしてきた。


それなのに人は

その歴史を伝えても

その歴史を知っても

この悲惨さを繰り返してしまう…。


呆れるばかりだ。


そしてここにも

それを忘れてしまった少女がいる。

彼女はこの光景が珍しいのか

スマホのカメラ機能を使って写真を撮っていた。

俗に言う「インスタ映え」というヤツだろう。


しかし

今から始まるのは楽しいお祭りではない。

殺し合いだ。


それなのに

このような状況でも全く怖さを感じていないとは…。


恥を知れ。


その時

遠いところで大きな地鳴りが響いた。

きっと

どこかで爆弾が落ちたのだろう。


少女はその音に驚いて持っていた携帯を落とす。


いいか少女よ。

これから始まるのは権力者の意地の張り合いだ。

お祭りではない。


さぁ

携帯を捨てて武器を持て

そして

それを忘れてしまった自分の運命を噛み締めろ………

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