表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/12

第6話 プロット制作


変態紳士である有島悠之介は、シナリオライターとして、そしてアリスはイラストレーターとして共同執筆をする事になり、まずは企画書を作る事になった。まずは、ストーリーの具体的なあらすじを決めなければならない。

その夜、1人でパソコンに釘付けになりながら、ワードでプロットを作成していく。


タイトル:未定


ストーリー:主人公の加納百合子は、南田幸平と、偶然丘の上で再開する。中学生になって別々の学校に通っていた2人だったが、度々出会うようになり、やがて2人は、恋に落ちるようになる。やがて2人のライバルが次々と現れていく。そんな中で.....



途中までの文章しか書けずに、悠之介は、欠伸をした。ストーリー展開をどうすればいいか、登場人物のキャラクター設定やバックボーンなどを作らなければならない。幼なじみだったらいつからお互いに思い始めたのかや、幼少期にお互いを思わせるような描写を入れたりなどをとにかく、2人が仲良くなるようなきっかけを入れなければならないのだが。しかしラブコメにするのか、それともラブオンリーにするのか困った事だ。コメディ要素を入れなければ作品としての要素成り立たないのではないかと思う

恋愛小説を書くのに、イチャイチャなければ、作品としてつまらないような気がする。

あーーーー、思いつかない。俺はラブコメ苦手なのかなあと。


「ああ、やっぱりロリ系の可愛い金髪のツンデレキャラクターが、幼馴染って設定の方がいいんじゃねえの??メインヒロインはやっぱり作者の個人的な好きな、容姿を入れた方がいいよね。俺は英梨々のような金髪ツンデレが好きだから。それじゃあ」


幼馴染と言って思いついたのは、メインヒロインは地味なキャラクターの方がいいのか。色々模索した、悠之介は、漫画化した時の事も考えた。それとも妹物にしてしまえば良いのか。イチャラブ物にすれば売れるなど考えたのか。


そういえば悠之介には妹がいない。一人っ子で育った為に、妹という存在が想像でしか分からない。エロゲーには、妹物を全面に押した作品があるのだが、そういうのは罪悪感があるのか、やる気が出ない。だって妹とそういうのってキモイ。


そう、唯一の親友の片山龍平には妹がいる。片方は、ツンデレらしい。

片山龍平。葛飾ラノベ同好会にいる悠之介の親友でラノベ仲間である。


『なあ、片山。お前、妹いんだろ??

お前の妹ってどんなキャラなの??』


悠之介は、片山にLINEを送る。すると、片山から返信が帰ってきた。


『金髪、ロング。チャラいぜ。しかもオタク。』


『おお!!』


『なにおまえ、シスコンにでもなりたいの??

それか俺の妹に興味あんの??』


『バーロ!!!んなんじゃねえよ!!!小説の企画書作り!!ラブコメ書こうなあって。サークルのあれよ。同人即売会に出ようかなあって思ってんの。それでジャンルをどうするかで妹ものとかにしようかなぁってさ??』


悠之介は、LINEで長文を送った。すると、すぐ返信が返ってきた。そう片山は返信が早い。

なぜなら男友達であるのですぐ返してくれる。

こいつは本当に気が合う。どうでもいいスタンプやLINEを送れる中、まあいわゆるオタ友という奴だ。


『妹ものはやめとけ!!作者の性癖丸見えになるし、絶対、オチ見えて叩かれるの目に見えてっから、だったら妹属性の可愛い後輩とかにしとけ!!』



そうなんか、...さすがラブコメ書いてばかりの親友は言うことが違う。妹属性の可愛い後輩かああ。それもいいかもしれないと思う、悠之介だが。実は悠之介には仲良しの後輩がいる。高校の一個下の後輩でラノベ仲間の木村結衣。そう、同じ部活で一緒に帰る程の仲良しなのだが、実はライバルでもあるし。

そして何より、レイヤーでアイドルで可愛いという。全てを兼ね備えた最強のヒロインである。


「悠之介先輩、明後日、ご飯行きましょう!!」


2日前、突然そのような誘いが来る。どうやら仲の良い後輩がいるので、一緒に3人でご飯を食べようとゆうのだ。明日の3人での昼食が楽しみな悠之介。木村優衣は、茶髪のツインテールというなんか、妹系の後輩のテンプレみたいなキャラでキャピキャピしてて、結構毒舌な一面もあり、とにかくうるさい。

とにかくよく喋るのだ。悠之介には時たまにタメ口使ってくる上にお前なども言ってくる。本当に仲良しな後輩。もう友達としかいえないような。


そんなかんなで、次の日休みだったので、木村結衣。そしてもう1人の結衣の友達、浅井千夏。3人で、出かける事になる。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ