私だけの…
あなたと私は、幸せに過ごしてきたのに…。
いつからだろう?あなたは…私以外の女に興味を持ち始めたのは…。
私の処にも、あまり顔を見せなくなったのは…いつからだろう…。
久しぶりに、私の処へ来たのは…どれぐらいぶりかしら?
久しぶりに、あなたを見れて…嬉しかった…。
まさか、別れを言いにきたなんて…私が、その言葉に応じると思った?こんなにも…あなたを愛してる私よ?
ずっと待ってたの…あなたの帰りを…。
別れに応じないと知ると…あなたは、私に襲いかかる…。
私は、怖くなかった…。
愛してる…あなたに殺されるだけなのだから…。
…だけど…これだけは、覚えておいて…。
肉体はなくなっても、信念は、私をこの世に繋ぎ止めてくれる…。
何も分かっていないのね?
何を思えば、私を殺せば自由になれると思う事ができるの?
あなたは…私を殺してしまった…。どうしてか、私は、分かってる…。分かってるからこそ、あなたも私と一緒に連れてくわ…。
誰にも渡さないし…誰のものにもさせやしない…。
あなたは、私だけの…あなたでいなければならないのだから…。
私が死ねば…。
私を殺せば…。
自由になれるとでも…思ったのかしら?
生きてる時にも言ったでしょ?
私は…あなただけのもの…。
…そして…あなたは…私だけのもの…。…それなのに…あなたは、他の女のものに…なろうと言うの…?
私を殺した、あなた。
他の女のものになろうとする…あなた。
私は…許さない!私を殺して…一人で…違う女と幸せになるなんて…!絶対に認めない!…あなたの全ては、私のもの…。
私以外の処に帰るなんて…ありえない!
あってたまるものですか!
……さあ……、こっちへおいで…。あなたが殺した……私の元に……。…そして、幸せになりましょう…。…あの世でね…。